心を弾ませる場所 | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


こないだ、安城のデンパークに
蝋燭を観に行ってきました。

たくさんの色とりどりの蝋燭に
あかりが灯って、
すごくキレイでした。

お客さんたちはみんな、
キャッキャと写真を撮って嬉しそうで、
私はそのお客さんを見るのもまた、
楽しい気持ちでした。

こういう時期にも、
こういうイベントを企画する人がいて、
それを実現している人がいる。

昨年やっていたような、
灯り前の和太鼓などのステージは
なくなっていたけど、
蝋燭の火は今年も灯った。

嬉しかったです。

たくさんの行事がなくなる中、
修学旅行に行ったと、
こどもたちからチラホラ聞きます。

場所は変わったけど、
行けてよかった!

って。よかったね。

運動会は体育参観と名前を変え、
学年ごとにやる学校も。

止めるのか、
何かの形で続けるのか、
それは苦渋の選択で、
どれが正解かなんてわからない。

やると決めたら、
大変なことは目に見えています。

誰かからどこかからクラスターが出て、
中止になるかもしれない。

いろんな意見もあるだろう。
文句を言う側はいつも無責任。

あるいは、
無理を強いていることにはならないのか、
そこまでしても、やるべきなのか。

その全てを引き受け、
大変さを超える気持ちで、
実行する人たちの心意気はすごい。

私もこどもミュージカルを
来年2月末に本番を決め、
やると進み始めました。

そのうちコロナはおさまるかと思いきや、
いまだ教室に入れる人数には、
制限がかかったまま。

検温や消毒は当然のこと、
私はマスクしたままの指導も
続いています。

いよいよ10月になり、
衣装作りも始まりました。

着回しは感染リスクが高いから、
全員配布をするために、
毎日毎日、衣装作り。

あまりにも、大変!

…と思い、
ふと気付きました。

なぜ、もっと、
誰かに任せるシステムを作らなかったのか。

師匠のミュージカルには、
父母会があり、
基本的には
衣装製作は父母に任されています。

それに引き換え私は、
10年もやってきて、
衣装係さえ作っていない…
裁縫、得意じゃないくせに。

コロナ関係なく、
毎年、衣装に悲鳴をあげてるままだ。

私が主宰者として無能だからか…
と、落ち込む日々に、
はたと気付きました。

私、衣装作り、嫌いじゃないんだ…
実は好きなのかも。

下手くそでも、
私が作った衣装で、
喜ぶこどもの顔が嬉しい。

この子には、この色を着せたい!
こんな形なら嬉しいかな?
この子が描いたイラストを作れないかな?

一人一人の顔を、心を、
ワクワクさせたいから、
自分でやっていたかったんだ!

でも、今年はさすがに大変すぎて、
保護者に仕上げを頼んでいます。

枚数が多いからですが、
仕上げに親が関わることで、
こどもたちと喜びを共有してほしいなぁと
私は思います。

大変な時だからこそ、
一緒にやりとげたり、
一緒に苦労したり、
ああでもないこうでもないと、
話をする時間は、
後で見ると愛おしい。

私が独り占めした喜びを、
一緒に味わってみてほしい。

先日は岩倉教室で、
裁縫を得意なお母さんが
苦手なお母さんを助けながら、
白いドレスを縫い上げていました。

中学生の女の子は、
ドレスの衣装に照れが出て、
ちょっと文句を言いながら、
でもお母さんが自分のために
一生懸命なっているのを、
嬉しそうに見ていました。

裁縫が得意なお母さんをみていた娘さんは、
すごく誇らしい気持ちなのか、
練習じゅうずっと
笑いが込み上げていました。

それぞれの気持ちが、
うごめいていました。

衣装作り、そのことに。

ポピーの花飾りを作る
南教室のお母さんたち。

苦手なママが頑張ってるから、
練習に力が入る子もいて。

また、新しいドラマが生まれます。

今のご時世、
みんなみんな大変です。

でも、だからこそ感じられる、
心弾む時間を、
新たに作り出している時だとも、
感じられるようになってきました。

とぶくじらは、
こどもの心を弾ませたくて作ったけど、
私、本当は、
それに関わる人たちの心も
弾ませたいんだ!

全員は無理でも、
せっかく関わることになったなら、
少しでも。

だから、負担をかけすぎないように、
私が抱え込みすぎたけど、
それはみんなが感じられる喜びの瞬間まで、
独り占めしていたかもしれない。

頼んでみよう。
任せてみよう。

ちょっとずつ、ちょっとずつ、
思いを伝えていこう。


余談ですが、
あの蝋燭、火が消えないように、
灯し続けてるスタッフさんたちがいて、
大変そうなのに、
素晴らしいチームワークでお仕事していて、
私は裏方の仕事こそ、
喜びが大事だと改めて思ったのでした。


喜びとはなにか?

好き勝手することじゃなく、
互いに心弾む時間を共有できること。

=とぶくじら!

に、できるよう、
精進、精進!