とぶくじらの表現法①〜まずは、体と心をほぐそう | こどもの心はミュージカル!

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こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


ちょっと前、
「とぶくじらの表現法について
書いていきます」、と、記したので、
今日はその第一段です。

①表現の前には体と心をほぐそう

私たちが嬉しいと感じる瞬間は、
どんな時でしょう?

それは、
自分が自分のままでありながら、
周りの人と共感しあい、
自分がいて喜ばれている実感が
あることではないでしょうか。

今、自粛生活の中、
家を支える人は、
我慢しながら、家族を思い、
がんばっているのに、
誰も褒めてくれない。

仕事に行く人や在宅業の人は、
ウイルスや景気悪化が不安で、
でも立ち向かってるのに、
家ではガミガミ言われる。

仕事が休みな人は、
なんの役にもたたない恐怖を感じる。

こどもたちは、
本当はのびのび遊びまわりたいし、
走り回りたいし、
友だちとはくっついて、
こぐまのようにじゃれあいたいのに、
たくさんの規制をかけられている。

親からのストレスが、
こどもたちには回ってくる。

若者はウイルスを
ばら撒いているみたいに
世間から言われて傷つく。

お年寄りは、感染すると
命に関わる不安が大きいから、
ますます不安になる。

など。

自分のままに、
笑ったり泣いたり、しゃべったり、
人と会ったりふれあったりできないって、
なんて辛いんでしょう。

そんな中で、
心や体は縮み、
ストレスは私たちを歪めてしまいます。

本当は素直になりたいのに、
優しくしたいのに、
きつくなったり、意地悪言ったり、
それらは、
ストレスが原因である場合が
たくさんあります。

だから、とぶくじらは表現の前に、
必ず、体を通じて心をほぐします。

体の内部を揺すり、
胸を開き、
息を柔らかくオープンにしていきます。

体幹を感じて、
自分の中心を捉えます。

軽やかに飛び跳ねて、
弾む気持ちを取り戻します。

ストレスは、吐き出して、
スッキリした気持ちを味わいます。

ほぐれて、
柔らかさ、しなやかさ、あたたかさが
取り戻されると、
ささくれだった気持ちを
優しくしてくれ、
人と共感しやすくなります。

どんな表現も、
その人自身の素晴らしい個性が、
喜びによってふくらんでいるから、
共感しあえる。


とぶくじらの大切にしていることです。