題して『オレオ大作戦!』 | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


新型コロナウイルスの感染防止のため、
とぶくじらのこどもミュージカルの
3月の公演が中止になって、
みんなの気持ちを考えると、
胸が痛くて辛くて、
悔しい思いをしました。

あの時、まさか、
そんな状況になるとは
誰も思わなかった、
だから、
あの中止はやむを得なかったと、
周りにも言ってもらいました。

なんとか劇場を借りて、
おさらい会をやる計画すら、
5月は会場が使えなくなり中止。

今はまだ、
なにかできる見込みが経ちません。

だから今年度は、
逆にさまざまな逆境でも
出来る限り上演可能なミュージカルを
計画しようと思っています。

もちろんそのうち、
今回のコロナは終息するでしょうし、
いい薬やワクチンもできるでしょう。

でも、今回のこの
「この世は、いつ、
何が起きるかわからない」を
肝に銘じて、工夫しようと思っています。

口ではたやすいけど、
どうすればいい?

近頃は、夕方に時々
お散歩しながら考えています。

新緑を見ながら、
風に吹かれて、
遠くから公園にいる
こどもたちの声を聞いていると…

閃きました!

題して『オレオ大作戦』!

オレオみたいな
クリームサンドクッキーを、
私はこどもだった頃、
わざわざ剥がして食べました。

そしたら、
クリームつきクッキーと
クリームなしクッキーの
2つの味が味わえるから。

今年のとぶくじらは、
それでいこうと思います。

劇場公演は、
もちろんするつもりですが、
密集だからと万が一使えない場合、
野外で、とか、少人数で
できるようにする。

でも、劇場でやる時には、
しっかりと華やかで
盛り上がる作品にする。

で、オレオ大作戦です!

つまり、とぶくじらは、
人数のために2つの教室を
1つのチームにして公演していますが、
基本的には、完全に
一教室で作品が作れるように、
独立した作品にしておく。

踊りの振付も、
各教室ごとで作り、
違っていても融合したら
成り立つように構成する。

セリフも役も、
どの場面でも、
共通の部分と、
分散する部分に分けて作り、
一教室だと短縮された話になるけど、
つなげたら長くなるようにする。

そんなことできるの?

私の師匠 増田明先生は、
セリフには、
「ネガ」と「ポジ」があると言います。

つまり、メインになる大事なセリフと、
背景となりメインを盛り上げる
彩りのセリフがあるわけです。

そのメインと彩りで
シーンわけをしたら、
できるんじゃないかと思うわけです。

そんなのできるの?
…かは、わかりませんが、
脚本の新しいスタイルとしては、
面白いと思っています。

昔、平田オリザさんの
舞台を観に行った時に、
同時に別のストーリーが
舞台上で展開され、
時々、交差したり合わさったり、
なんだか変わった舞台だなと
思った記憶があります。

それの感じに似てると言えば
いいでしょうか…

まだ、私の頭にしかないから、
今までそんな脚本見たことないから、
できるかどうかわかりませんが、
浮かんだなら、
できるようにする価値はあります。

なんせ、時間はたっぷりありますから!

オレオクッキーを
ちゃんと美味に作りつつ、
それをつなぐ絶品のクリームを
間に挟む。

イメージはできてるんだけど…


私のアイディアから、
小さな花が色づいて、
心に明かりがともせるように、
やってみます!