そのセリフの意味は? | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


ミュージカルの練習、
今日は北教室でした。

合同練習をすると、
どんな仲間と本番、
どんなふうにするかが突然見えて、
こどもたちのテンションが
一気にあがります!

花を咲かせる時期は、
それぞれですから、
早く咲かせてからさないよう見ています。

今日の練習から、
突然、セリフが大きくなった
今年、初参加の女の子。

12月からスイッチが入り始め、
合同練習で負けず嫌いにも火がついて、
声に輝きが出てきました!

あ、咲いた!

可憐で美しく、
優しい花が咲いていました。

五行の神様をする女の子たちも、
がぜん、ジャンプが高くなり、
踊りが大きくなっています!

踊りながら、
笑顔があふれています。

あ、この二人は、
来年にはグッと伸びるな。

今年の役で自信をつけて、
来年はミュージカルか
もしくは、その子の生きる場で、
急に伸びてくるだろうな。

だって、蕾がすごく大きくて、
香り高いから。

観音様のこの子は、
また、新しい蕾をつけたな。

今までとは違う
新しいキャラクターがでてくるぞ!

見ていて楽しくて仕方ないです。

みんなが、それぞれに伸びようと
内側から膨らむ姿は感動的だから。

各教室ではこれから、
丁寧にセリフの意味を
考えるよう伝えます。

なぜ、この人がこんなことを言うのか。

わかっていうか
ただしゃべるかでは、
全然伝わり方が違います。

また、聞いている側も、
頭に描かないと納得したように
見えません。

この演技指導が一番大切であり、
でも、時間がないと
飛ばされがちになる部分です。

大きな声より
伝えたい気持ちが、
息になって伝わることを、
こどもたちに感じて欲しいと
私は思います。

これを説明して、
理解した子は、
急に演技がよくなります。

観音様が悟空を心配し、
あたたかく包む気持ち。

三蔵法師は、つい、
猪八戒がかわいくて
特別扱いしてしまうところ。

その三蔵法師の気持ちを
引き出す猪八戒の愛嬌。

沙悟浄は素直で優しく仲間思い。
だからこそ、戦意は弱く、
あまり強くはない立ち姿。

白馬は悟空と若干の敵対関係にあるから、
時々、悟空に冷たくなる。

お釈迦様は、
意外と人間臭くて、
偉そうにもっともらしくしゃべるけど、
実はつじつまを合わせていたり、
自分を高めるように振る舞ったり。

それぞれの妖怪や五行の神様にも、
それぞれの立場や気持ちがあり、
それがあるから、
そのセリフになったり、
動きになったりします。

人のあり方をセリフや動き方から
役を通して客観的に見ることが
できるようになるのもまた、
ミュージカルの面白さですね!