子どもミュージカル『西遊記』の
配役の希望の紙を整理しています。
一人一人の希望、年齢、
思いを小さい紙に書き出し、
全体として見やすくするためです。
これを広げて、
全体の希望をかなえながら、
脚本を直します。
実は
この一人一人の希望を
小さい紙に写すだけの作業が、
ものすごい疲れます。
なぜなら、一人一人の希望表には、
その思いがあふれているから。
170枚のラブレターを
読んでいるみたいです。
メールやLINEが進んでいる時代、
手書きの文字から伝わるってことが
いかに大きいかを感じます。
一人一人の書き方や
筆圧に出る無意識な思い、
なんとか気持ちを
伝えようとするその熱意が
形になっています。
私はいまだに
中学の時の国語の先生と、
手紙のやりとりをしています。
学生時代、辛かった時期に、
先生に手紙を書けることで
救われていました。
今は、時々になりましたが、
辛かった時代は、
一日置きくらいに書いていたなぁ〜
思いは、受け取ってくれる人がいるから
伝えられるもの。
私もこうして、
子どもの思いを受け取れる大人に
なれてきました。
だからこそ、
大事に受け取りたいです。