ミュージカルの小道具を作ってくれた方が、
隠れ家ギャラリーえんで、
来週火曜日から一週間、
積み木の展示会をやると聞きました。
一足先に、積み木で遊ばせてもらいました。
木によって重さも質感も匂いも違い、
同じ形なのに面白いです。
角と角を合わせて
バランスをとってみると…
見事に安定!
楽しくなりました。
今、『西遊記』のために
カンフーを習っています。
今日は腕をグルグル回す
たくさんの動きを練習しました。
体幹を感じて、
バランスをとる。
なかなか難しいけれど、
ブレない体になる大事な練習。
私たちは
本来の自分というものを体幹にして、
いろんな場面でバランスをとって
生活をしています。
どこかで抑えたら、
別の場面で開放しなければ、
心が持ちません。
いつも好き勝手意見をたくさん言う
中1の女の子。
空気を読むより
気持ちがあふれるのが先で、
小さい時からアイデアをたくさんくれます。
その子が、昨日やった
新しい歌が「この歌、キモ〜い!」と
連発していました。
結構、歌を気に入った小さい子たちは、
その声に「えーっ、楽しい歌なのに」と、
思っていますが言えずに
なんとなく困りながら歌います。
彼女の感性はまんざらでもないな、と、
私は思います。
原曲は幼稚園や保育園向きに作られた
体操用の歌ですが、
ちょっと歌っている方々が
こどもに媚びた声を出しています。
そのニュアンスに彼女は、
違和感を感じるのです。
でも、全体的にみんな喜んでいるから、
使う方向で有りだと私は判断しています。
彼女の「キモい」は加速気味。
そんなに豪語しなくても…
周りの子もなんとなく
感化されています。
なんでそんなに言うの?
彼女は中1です。
学校では、特にこの年代は
空気を読まなきゃいけないから、
いっぱい思いつくことや
心に浮かんだことを
言わずに我慢しています。
どこかで吐き出さなきゃ、
どこかで本音を強く言わなきゃ、
バランスがとれないのです。
「キモい」って言葉ばかり連呼するのも、
きっと友だち同士の中に横行していて、
自分の中で広がると、
自分が傷つくから、
声に出して自分を軽くしているのです。
心のバランスをとる。
やり方が下手だと
みんなに困られたり、
嫌がられることもあるから、
先生(私)という調整役がいる中で、
こどもがやってみながら
身につけてくれたらいいなと思います。
私にあたってきたり、
乗っかったり、
パンチしてきたり、
睨んできたり、
「ババァ」と言ったり…
いろんな子がいろんな方法で
バランスを取ろうとしています。
いちいち真に受けず、
その子がなぜ
それをするのかに焦点をあてたら、
私は傷つかず、受け止められます。
何事もやってみて、
初めて身につきます。
カンフーも、
心のバランスの取り方も。
時間をかけて、
いっぱい失敗もしながら、
身につけていこう!
と、思っています。