うちのマンションの大家さんと奥様。
たまに顔を合わせるくらいで、
親しいわけではないのですが、
わりとご高齢にもかかわらず、
いつも、マンションの向かいにある
畑を丁寧に手入れされています。
だから、
いつも美味しそうな野菜が実り、
その野菜をまた、
ガレージで泥を落としたり、
乾かしたりしていて、
大事に育てられた野菜は立派で、
それを見るのはとても嬉しいです。
また、マンション前の花壇も
季節の花をご自身でキレイに
植え変えられていて、
花壇はいつもキレイです。
暮らしに丁寧な生き方をされている、
それが本人の家だけじゃなく、
大家をしている敷地全部を大事にされる。
それはつまり、
住人を大事にしてくださる
その生きる姿勢に感動させられます。
私には元気がなくなると、
会いたくなる人が数人います。
自分のやるべきことに
全力投球で生きている人。
たまには手を抜けばいいのに。
側から見たら思うけど、
そうしないから、すごいなぁ!と、
元気をもらいます。
あるいは、
自分の好きなことに夢中になっている人。
その話になると
楽しそうに顔をほころばせる笑顔に
気持ちが柔らかくなります。
最近は、超マイペースな人が
加わりました。
自分の生き方を持っていて、
自分に関わる人を
とても大事にしていて、
人の話を感情移入せず聞ける人。
だから、流されてない感じ。
自分と違う生き方をしている人は、
自分の生き方がふらついた時、
指針を与えてくれますね。
人が違うって、ホント素晴らしい!
昔、バイト先でリーダーだった時、
店長に、
「みんなが思うように動いてくれない」と、
相談したら、
「みんながおまえみたいだったら、
息がつまる」と、言われ、
落ち込んだけど、
今ならその意味がわかります。
人の違うよさ、
違えば違う相手ほど、
学ばせてくれることは大きいです。
子どもたちとミュージカルしていると、
互いが違うことを
全身で感じ、受け止め、
対応していく姿に感動します。
もちろん、排除しようとしてみたり、
必要以上にくっついて、
自分のものにしようとしたり、
遠慮したり、いいカッコしたり、
不器用な出方もいっぱいしています。
でも、そこが自分の大事な場なら、
それらが通用しない相手に対して、
子どもたちは対応しようとしていきます。
人は自分と違うから、
その違いと付き合おうとしていく。
あるいは、距離をとって
お互いが心地よくあろうとします。
特にとぶくじら広場の場は、
全身をほぐしているからこそ、
そういう動物的な態度が顕著にでます。
頭でっかちになればなるほど、
人を自分の理屈にはめようとして、
そうじゃないと苛立ちになってることに、
気づきます。
人は違うからやっかいだけど、
違うからこそ、
こんなにも面白い!
子どもたちが、
とぶくじら広場で体験している
その対応力と包容力が、
大人になっても
感性として活きていくだろうことは、
本当に嬉しいです。
若い自分に教えてあげたいです。
違うからこそ、
生きることが面白くなるんだよって。