休みの日に、
ひたすら衣装を作っています。
これは『アラジンと魔法のランプ』の
ランプの魔人の衣装です。
腕のキラキラを
一個ずつ手縫い。
作っていると、
こどもたちのことが思われます。
一人ずつが楽しめているか、
一人ずつがいきいきできているか、
本番に向かって気持ちは高まっているか…
今は、
こどもたちは、
仲良くなり出してふざけるし、
作品の全貌が見えづらく、
でも、こどもたちは
それぞれのやり方で参加し始め、
感情が表に出やすくなり、
泣いたり怒ったりもでてきます。
その中でゆっくりと
作品を前に進めていくから、
作品の形は見えないし、
保護者の方は不安にもなるし、
いろんな声があちこちから
聞こえてきます。
一番不安なのは、
たぶん主宰者の私で、
本当に大丈夫?と、
自分に問います。
だからこそ、
ひと針ひと針に気持ちをこめて、
こどもたちを信じていく。
こどもたちが楽しんでいれば、
大丈夫。
いつもこの時期は、辛い。
楽しさを膨らませていくと
必ず、
本番、
こどもたちは、
自分で力を発揮していきます。
大切なのは、
「自分で」。
だから、無理はさせない。
頭ごなしに叱りつけて、
座らせて、
だまらせて、
言うこと聞かせて、
形から仕上げたら、
大人は安心。
でも、それは
喜びになりません。
一回一回に喜びにつながるように。
喜びは、
必ず大きな力になり、
成長になるから。
大丈夫。