おりこうちゃんをしている子が、
結構います。
おりこうちゃんにしていたら、
親を始め、大人に喜ばれるし、
できることやほめろれることで
自信もつきます。
おりこうちゃんは、
親がそうさせているというよりも、
やりたくてやっている子が
ほとんどです。
今、こどもミュージカルにきている
4歳の女の子。
かなりのおりこうちゃんでした。
昨年は3歳で
1時間半のミュージカルの舞台に
フル出演!
セリフも大きな声で言えるし、
踊りも歌もとってもじょうず!
産まれたての弟にも
優しいお姉ちゃん。
周りのお母さんたちが、
「いいわね〜」というくらい
聞き分けもよく、
あいさつもできる子でした。
それが、弟が歩き始めたあたりから
思い通りにならないと
泣き叫ぶようになったとか。
その子を見ていると…
弟くんは自由奔放なのに
愛されてる。
自分はがんばってるけど、
笑ってかわいいだけの弟に
持っていかれてしまう。
なんだ、我慢することないか!
よし、自己主張していこう!
くらいの雰囲気です。
良かったね。
お母さんは大変ですが、
4歳くらいで、
自己主張ができるようになれば、
我慢しすぎない子に
なっていけます。
今は方法がわからないから、
やり過ぎちゃうけど、
だんだん暴れなくても
わかってもらえると分かれば、
落ち着くでしょう。
もし、
この自分の気持ちを出す練習を
しないままいくと、
次は10歳くらいで壁がきます。
勉強もスポーツも
笑顔も人間関係も、
かなり努力しなければ、
うまくいかなくなる。
全部できるなんて
無理があります。
何かを無理だと諦めたり、
手を抜いたり、しなきゃ、
自分の身がもたない。
でも、今まで全部できたのに…
こないだ、
頑張り過ぎて喘息が出た男の子。
ほぐして、ラクになった途端に
宿題やらなきゃ…って。
頑張り屋さんをさぼるのは、
真面目な子には難しい。
微熱があって
ミュージカルにきた女の子。
ゆっくりしていいよ〜と言うと、
気持ちがリラックス。
その中で元気がでてきたら、
ピアノの習い事にも行かなきゃと
言いだしました。
どちらの子も、
お母さんは休んでいいよ、と、
おおらかだけど、
「やらない」とか「さぼる」は、
おりこうちゃんには
勇気がいるのです。
でもね、
弱音ははいていいんだよ。
しんどいときは、
休んでいいんだよ。
辛いって言っていいんだよ。
元気がわいてきたらまた、
がんばればいいんだから。
40歳になり、
頑張り屋さんの自分にも、
言ってあげたい一言です。