イヤイヤな顔の裏にあること | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


私が指導している
大阪府高槻市の公立小学校も、
今年は『アラジンと魔法のランプ』を
上演します。

こちらは12月本番ですから、
私の主宰のとぶくじらの
こどもミュージカルより
早くに公演します。

練習も急ピッチですが、
先生たちの協力と
こどものワクワクで、
楽しく進んでいます。

同じ演目でも
学校オリジナルの
テーマやストーリー展開ですから、
内容が違います。

ただ、『アラジン』の世界観が
統一できて、
指導する私は深まります。

学校にはかわいい看板が
出来上がっていました!

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さて、今回のミュージカルには、
どちらの脚本にも
アラジンの恋が出てきます。

恋は無精者のアラジンを
動かす原動力になるからです。

でも、年ごろの子には、
ちょっと抵抗があります。

それは、自分の中に
密やかに芽生え始めている
気持ちだからです。

もし、恋が心にまだなければ、
大した抵抗にはなりません。

でも、ここは慎重に
指導する必要があります。

心は大切なものです。

無理に動かしてはいけません。 

できそうなことを、
できるところから。

恥ずかしがる場面は
アッサリ飛ばします。

このシーンを演じる
アラジンと姫役に、
しかめっ面をする子が、
学校にもとぶくじらにもいます。

ふたりとも、
ちょっと自意識が高く、
精神的に早熟です。

だから、恋をすでに知っていて、
恥ずかしくてしょうがない。

恋の場面を演じることを
どう見られているかも
気になるために、
必ず演技前に
しかめっ面をしています。

私(僕)は、
ホントはやりたくないんだよ〜
と、言わんばかりに。

でも実は
真面目で一生懸命だから、
恥ずかしくて、
しかめっ面になるんだよね?

そのしかめっ面には突っ込まず、
演技を見ていると、
結構、工夫しているのが
わかります。

イヤイヤやって見える
こどもの行動の中には、
別の本音があることもあります。

恋する気持ちは原動力です。

それを素直に出せる
大人になっていけたらいいね。

人生の先輩として、
二人を心から応援しながら、
ゆったり指導をしていきたいと
思っています。