今日は専門学校の学生と
2回目の授業。
体ほぐしを早々にしたら、
さっそく『アラジンと魔法のランプ』の
作品づくり。
全身をしなやかに使い、
ボールの音をさせずに
キャッチボールをする、
ボディートークのプログラム、
「音無しボール」をしつつ、
いろんなキャッチボールを
学生は考えてやってみる。
しなやかに全身を使い、
ボールと関わる感性を養いつつ、
表現力を高めます。
そして、それから
私が作った果物や野菜に持ち替え、
パス回しを考えます。
その中で面白いものを
チームでまとめて発表します。
最初は、自分の立った場所のまま、
お互いに投げ合っていましたが、
「もっと自由に動いていい」と
いろいろやっている子のを
ピックアップして見せると、
みんなの中で自由の幅が一気に広がり、
アイディアは泉のように
あふれ始めました。
足の下をくぐらせたり、
頭の上をとばしたり、
バナナを頭にかぶったり、
ぞうきんのように滑らしたり、
キュウリをバットにトマトを打ったり、
ウリをお腹に隠して妊婦の振りをしたり、
面白いことばかり。
ああ、これが本当の自由だと
思いました。
与えられた環境の中で、
自分の思いで動く。
好き勝手は自由じゃない。
自分の囚われた意識から
自由になることが、
本来の自由なのだと
学生を見て思いました。
一度、自由を手に入れたら、
学生はどんどん自由になります。
後半は、みんなで悪い魔法使いと
アラジンのかけあいをやりました。
あんなに人の目を気にして、
自分の枠に囚われていたみんなが
突然、自由に、動きも
セリフも工夫し始めました。
みんな、かっこいいなぁ
学生には、
教えられることがたくさんあります。
今日は嬉しいことが、もう一つ。
5年前、初めて授業をもった
学生さんと会いました。
今の仕事を心をこめて、
一生懸命やっているのが
彼女の様子から伝わります。
ステキな社会人になっている!
学生時代の私の授業が楽しかったと
懐かしそうに話してくれて、
彼女の今を作る栄養に
ちょっとでもなっているなら
本当に嬉しい!
心を自由に、
常に自分が無意識に作っている
枠を超えていきたい!
新しく勉強を深めようと、
本をたくさん買って帰ってきました。