昨日は「隠れ家ギャラリーえん」で
個人レッスンをしました。
最近は親子で個人レッスン、
あるいはチビちゃん付き添いの
レッスンが増えています。
昨日は夏休みということもあり、
親子さんもたくさんでした。
付き添いのこどもにとって、
体ほぐしでお母さんが寝転がるのは、
あまり好ましくありません。
特にうつ伏せで顔が見えなくなるのは
不安になります。
体ほぐしでお母さんが
無防備になることで、
お母さんを取られる気持ちに
なるのでしょう。
ですから、私はやる前に必ず、
「今からお母さんをほぐすから、
ちょっとお母さんを貸してね」と、
言いながら、
こどもの了解が得られる姿勢から
ほぐし始めます。
この説明を最初にするかしないかで、
こどものぐずり方はかなり違います。
私もこの声かけをするまでは、
何度も何度もこどもに泣かれ、
体ほぐしができなくなることも
しばしばでした。
それが声をかけるようになってから、
こどもなりに待ってくれるし、
そのあとでこどもと
親しくなれるようになったのです。
小さいからとあなどるなかれ!
こどもはちゃんとわかっている!
そしてなにより、
チビちゃんにとって、
お母さんは自分のもの。
それを尊重することは
大切なんだと学びました。
「今から1時間ほぐしますね」と、
時間を伝えるのも大事。
そうすると、こどもは
体内時間を感じるのか、
言った時間を越えたら
途端に、ぐずり出します。
ちゃんと時間内は
待とうとしてくれるのです。
昨日、レッスンにきてくれた
1歳半の女の子も、
そうやって一時間、
お母さんの腕の中にはいったり、
上に乗ったりしながらも、
1時間待ってくれました。
間にちょこちょこ、
「ほぐさせてね~」と言って、
お嬢さんも
ほぐさせてもらいました。
キャッキャッと笑う彼女。
手を離すと、またやって、とばかりに
私をみてきます。
なかなか賢くて繊細な子で、
話をよーく聞いているのも
感じられました。
レッスンが終わった後、
お母さんが「ありがとう!」と、
お子さんを抱きしめていて、
その声かけがまた、
母親の役にたてたのが嬉しくて、
お嬢さんは満足気に笑っていました。
息がほぐれ、明るくて、パワフルな
ポジティブエネルギーを持っている
本来の姿が、
さらに豊かに出てきたお母さん。
繊細でお母さんの息をいつも
しっかり感じて動くお嬢さんは、
お母さんの息を受け、
より活発になり、
歌ったり飛び跳ねたり、
私の顔を覗きに来てくれたり、
行動力がアップしていました。
小さい子にもちゃんと説明して、
理解してもらうよう、
こどもだから、大人だからじゃなく、
一人の人間として尊重するのは、
とても大事ですね!