かの有名な「踊る大捜査線」で
「事件は会議室で起きてるんじゃない。
現場で起きてるんだ」
青島刑事の名言です。
現場の状況は現場の人間しか
分からない。
そして、現場の人間は、肌で感じる。
それは大きいことだと思います。
頭の理屈を超えて、
体で感じることは、
生命にとって、きっと、
より、正しい判断をくだしています。
体は生きようとしているからです。
昨日は専門学校の授業の日。
ミニ.ミュージカル「ピーターパン」の
発表が近づき、レッスンも大詰め。
私の指導は、ここで少し、
厳しくなります。
みんなが本気になるには、
指導する側の本気が
何倍も必要だと私は考えます。
そして、ミュージカルの面白さは、
頭で演じては分からない。
体で分かることの方がずっと多い。
でも、学生たちは、
考える教育をたくさんしてきたから、
なかなか体で考えられません。
だから、ちょっと追い詰める。
疲れているところを、
すぐにレッスンさせる。
そのことで、頭がにぶり、
とにかく体でやろうとする。
体で分かったら、頭が追いつき、
頭と体の両面で
考えられるようになる。
学生たちもどんどん
自然な声が出てきて、
セリフのないところの演技が
際立ってきました。
そして後は、本番前、
心が沸き立つのを待つだけ。
いっぱいレッスンしていたら、
心は自然と沸き立ちます!
あとは気合かけの声かけをするのみ。
心と体と頭が一致して、
初めて全身表現になります。
そして、初めて、経験が力になり、
成長があります。
次回が他の学生に対しての発表会。
楽しみです!