ステージ奥の工夫 | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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例えば、
お店のディスプレイを見ると、
奥の方まで工夫しているのが
よく分かります。

全体で一つと捉えているから、
奥の方が工夫されることで、
前面がより良く、
全体がより立体的に見えてきます。

これは、
舞台表現においても同じです。

セリフのある人や、
主役が一生懸命になるのは
もちろんですが、
セリフのない人が
どんな演技をしているかで、
舞台の面白さが変わります。

とはいえ、
プロの役者でなければ、
ついついおざなりになりがちな所。

今、専門学校でやっている
ミニ,ミュージカルでも、
その演技を強化しています。

みんなついつい、
自分のセリフが終わると
ホッとして気が抜けています。

全体がよくなっているだけに、
演出している私としては歯がゆく、
しっかり指導していきます。

すると、子ども役の一人の学生が
抜群に工夫しているのが
見えてきました。

けして目立つ学生ではなく、
みんなの後ろにいるのですが、
一つ一つに、いっぱい工夫している!

私は彼女の密やかな努力に、
胸が高鳴りました!

いつか、保育現場にでるにしても、
空間を作ることになる学生たち。

指導を支える時にも、
空間を作る一員として、
役割を果たせる楽しさを
培ってほしいです。