サボったり、ヤンチャしたりも、また良し! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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今日は春日井市の親子表現教室
「こやぎのおにわ」の日。

雨にもかかわらず、
たくさんの方が来てくださいました。

車のナビ設定を間違え、
10分も遅刻してしまったのですが、
みなさん、笑顔で迎えてくださり、
ありがたいことです。

参加してくださった方々、
申し訳ありません。
そして、ありがとうございます!

さて、
今日、初参加してくれた男の子。

レッスンの最初から
会場のあちこちに潜んでみたり、
カエルになって飛び出してみたり、
お母さんをつついてみたり、
なにかイタズラを企んだ
キラキラした目をしています。

みんなが踊ってても、歌っていても、
絵本の読み聞かせを聞いている時も、
ふざけたり、邪魔したり…

お母さんは少々、困り顔。

みんなに迷惑かけちゃう!
と、心配してくださったのでょう。

いいえ、いいんです。

いつも、お利口にしていなくちゃと、
彼なりに努力している毎日。

“よりヤンチャ”な子が、
日常的に“ヤンチャ”に
とどめているだけでも、
本人的にはかなりの努力です。

その努力をしなくていい場で、
お母さんを困らせてみたい!

お母さんが
自分に振り回されているのは、
自分に合わせようとしてくれるから。

仕事で忙しいお母さんを
自分のペースで振り回し、
自分への関心を確認するのが、
実はねらいなんだな、と、
彼らを見ると思います。

彼はヤンチャするたびに、
優しい顔になっていました。

そして、おもしろいのは
周りの子への影響です。

お利口にしなくちゃ、と
していた子が、
お利口より、好奇心を前に出し、
おとなしい女の子も、
彼が邪魔して見えないからと、
立ち上がって絵本を見に来たり、
他を走っていた子が、
彼が私をつつくのをみて、
一緒につつきにきたり、
それぞれの自主的な行動が
見えてきました。

キチンと話を聞いたり、
みんなと同じ行動をする教育と
同じくらい大事なのが、
自主性を育み、自分の好きなこと、
やりたいことをちゃんと示せる能力。

数々の今の社会問題にも、
将来的に向かい合う、
今の子どもたちが、
ちゃんと自分の思いを主張して、
社会を動かしていくためにも、
今の今、自主性を育てることが
私なりの社会を良くする
取り組み方です。

子どもたちの未来が、
希望に満ちたものになるよう、
いつでも祈っています。