昨日は「とぶくじら広場」の天白教室の日。
この日は、どういうわけか
4人くらいの3、4歳さんが来てくれました。
3、4歳くらいまでの子は、
動物的に行動します。
怖ければ逃げるし、
迫力があるところは
ちょっと様子を見ているし、
邪魔な人が目の前にいたら、
押しのけてしまうこともあります。
そういう動物的な行動を
少しずつ、人間的に教育していくのが
この頃の最も大切な教育ではないでしょうか。
友だちを押しのけて
こかしてしまったら、
立ち止まらせて、
「今のは痛かったよ」と教えること。
たたいてきたら、それよりちょっと強い力で
「あなたがたたいたのは、痛いんだよ」と
伝えること。
ガミガミ言っても、グチグチ言っても
わかりません。
すぐにその場で、
分かりやすい方法で伝えることが大事だと
ボディートークでは考えています。
ですから、
ミュージカルに来たからと言って、
3.4歳はすぐに歌ったり踊ったり
してくれるわけではありません。
慎重な子ほどお母さんにくっついて
全体の様子をうかがっていますから、
無理にひきいれてはいけません。
まずはこの場が楽しいと、
全身で伝えていくこと。
楽しそうだからやってみよう。
その積極性を促すことは、
人間的教育の一歩ではないでしょうか。
そこで、最初は大きい子たちと一緒に
歌と踊りをやってみる。
こんなことをしてるんだよ、と、
様子を見せるのです。
そして、次に
親子で一緒にできるプログラムを入れる。
それも、こどもが得意げになれること。
今年のミュージカルでは、
お父さんの足に乗って動物が出てきて、
くるんと回ったり、
ジャンプしたりしたいなと思っているところ。
さっそく、その振付を
実験的にやってもらいます。
すると、前回から来ている
慎重派の3歳君も
一緒になってやり始めました。
ここで休憩になります。
休憩はこどもとじゃれあう
ふれあいの時間。
みんなをくすぐったり、
羽交い絞めにしたりしながら、
背中をほぐし、
ひじやひざの固さをほぐしていきます。
さあ、やっとあたたまったら、
ラストに本日のメイン、
『サーカスの踊り』です。
こどもの得意なブリッジや
エビぞり、体を反る、
軽やかなステップや、
足あげなどをふんだんに入れ、
みんなで盛り上がりました。
「ボクの作った踊りも入れてよ!」
「ボクのカンガルーの動きは?」
「花のポーズは絶対やりたい!」
やる気満々に、
みんなの思いが飛びだします。
レッスン後、くたびれて
汗だくで、でも、
来たときよりずっと仲良くなった
みんなの笑顔が輝いていました。
『みんなのピノキオ』の出演者は、
随時募集中ですが、
ある程度の人数になったら、
募集を締め切りますよ~
興味のある方は、
お早めにお越しくださいね!!