幼稚園で何かあった? | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。



昨日は愛知県大府の親子教室

「にじいろくじら」の日。


その教室に通ってくれている

年中さんの女の子みーちゃん(仮名)。


いつも元気いっぱいなのに、

昨日はお母さんにくっついて

離れようとしません。


なにか、幼稚園でありましたか?


と、聞くと、

連休明けから

幼稚園に行きたがらないとのこと。


張り切り屋のみーちゃんは、

4月、ずいぶん頑張って

幼稚園に行っていた様子。


なのにどうしたのかな?


背中を揺すって様子を見ます。


背中に触ったとたん、走る緊張。

気遣いと、傷ついたシコリのある背中。


直感的に友だちに

「あっち行って」と、いわれたんじゃないかと

思い、お母さまに告げると・・・


「実は最近、やたらと私や弟たちに、

『あっち行って』というんです。

今までそんなこと言ったことなかったのに…」

と、言われました。


その後、レッスンに

ムリして参加しないように勧め、

お母さんの膝で様子を見ていたみーちゃん。


だんだん安心しているのが見てとれ、

休憩明けに、お母さんに

倒れたお姫さまの役をやってもらい、

ミーちゃんはドレスになって

お母さんに乗っかってもらいました。


最初は楽しそうに笑っていた

みーちゃん。


セリフと動きの中で、

こどもたちがお姫さまをつついて、

その後、軽くたたいて起こすという

演技をしていました。


たたくのは2歳の優しい男の子。


たたく手が、痛くないように

その男の子にしたのですが・・・。


たたかれた途端、

切ない声で泣き出したみーちゃん。


そうか、『あっち行って』と言われて、

お友だちに突き飛ばされたんだ!!


すぐに、ミーちゃんの背中をほぐしながら、

ミーちゃんに尋ねました。


泣いていて答えられなかった

ミーちゃんでしたが、

その後の『バスに乗って』という

ふれあい遊びには、お母さんの膝に乗って

笑顔になっていました。


そして♪バスに乗って揺られてる~♪

と歌うと、とびきり元気に「ゴーゴー!」と

愛の手が帰ってきました。


どうやら、心の問題がピタッと当って、

心と体の鍵が開き、ほぐれたようです。


体と心の鍵をあけるキーワード。

そして、その体をほぐすキータッチ。


そのキーをキャッチできるよう、

感性を磨くことの大切さを強く感じました。


そして、ミーちゃんの笑顔が戻ったことが

何よりうれしかったです。