もうすぐ私が主宰する
こどもミュージカルの本番です!
演目は「エルマーのぼうけん」。
去年は「長靴をはいたネコ」を
したのですが、
一年でパワーアップして、
作品も内容も、歌も踊りも、
少しずつ複雑になっています。
ボディートークをベースとした
ミュージカルは、
こどものふくらみをまず促し、
それから作品づくをします。
さらにふくらむのを保証し、
次に複雑さを加え、
また、そこからふくらませ、
さらに整理し…と、
ジグザグと成長させていきます。
いけるところまで、どんどん
高めていくけど、
無理をさせないこと。
これは、まず、こどもの在り方と
生命のふくらみを
大事にしているからです。
目指す場所を先に見せたら、
大人は方向づけやすい
かもしれませんが、
こどもが型にハマって面白さが
激減してしまいます。
自由な発想が形になる面白さを知り、
何もないところから、
自分なりに何かを生み出せる
創造力をつけてほしいと、
まさにそんな指導です。
今年はその感じで、作品が
グングン面白くこどもの
アイディアでふくらんでいます。
先日もゴリラ役が
なにやら振付を複雑にしていました!
サイ役の女の子も、
布使いがうまくなって、
とてもキレイです。
毎回、変化にとんで
見ているほうはワクワクしますし、
本人たちも楽しそう!
ところが、
今年は困ったことが起きています。
それはレッスンの欠席者が多いこと。
インフルエンザや胃腸風邪、
家の用事など
理由はさまざまですが、
とにかく休みが多いと、
毎回来ている子と休む子の間に
温度差が生じます。
シーンの演出をあまり進められず、
以前やった内容を復習して
終わってしまう…
これはなかなか大変です。
毎回、休んだ子の
代役をしてくれる子に、
疲れが見えている時もあります。
こんな時こそ、
今、来ている子の体ほぐしを
丁寧にしなきゃいけないな。
ここ数日のレッスンで感じました。
本番に向け、
高まっていく空気だけじゃなく、
気持ちや演技の中に、
息のゆとりや幅をみんなが持てば、
休んだ子も温度差を感じず、
入ってこれるでしょうし、
毎回来る子も
だれずに練習できるでしょう。
ついつい、先に進みたくて、
もっとふくらませたくて、
熱くがんばってしまいますが、
熱く、だけではなく、
穏やかに本番に向かえるよう、
空気を作るのは私の仕事です。
まずは、私が穏やかさを
取り戻さなきゃ。
焦りは禁物ですね(^_^;)
こどもの輝きがはじけるよう、
ラストのレッスンは、
穏やかにいこう。
それが今の決意です。