今日はミュージカルのための
衣装の布を買いに、
名古屋「布伝説」に行ってきました。
今回は、エルマーや水夫の
帽子を作ってくれる
出演者のお母さんと一緒
帽子を作るなんて、
きっと、このお母さんがいなかたったら、
今年はやらなかっただろうな~!
さすが、そのお母さんは、
お裁縫が上手な方なので、
必要な布地の量や作り方、
完成図も頭に入れてきてくださり、
大変スムーズな買い物になりました。
いつもは、衣装のイメージを漠然と描き、
とにかく布屋さんに足を運ぶ。
イメージに合う布が出てきたら、
その布に合わせて、
衣装のデザインを考えています。
だから、布屋さんで
「ハーフパンツ作るにはどのくらいの布がいる?」
とか、聞きまくり、
あげく、かなり布が余ったり、
足りなくなったりしています。
ずいぶん、無駄の多い買い物ですが、
私は直感を働かせて
衣装のイメージを膨らませるには
とっても大事だと思っています。
ミュージカルの師匠は、大阪在住です。
ですから、安くで布を買うには、
船場の問屋街をずっとめぐっていきます。
問屋なので、店によって
得意な布の分野は、全部違います。
同じような布が、
店によって全然値段が違うし、
それが、何件も店を連ねているわけですから、
これはもう大仕事です。
師匠はちらっとのぞき、
その店の中で
得意な安い布を探して記憶します。
そして、ずっとそれを何件も繰り返し、
最終的に戻って、
決めた布を値切り、
本当にいい布の時は、、巻きで買います。
布の在庫は移ろいやすく、次いくと、
もう売ってなかったりするので、
多めに買うのが鉄則なのです。
衣装の布を買うのに同行した時、
私はあまりのスピードと、情報量に
目が回り、歩きながら
眠たくなったものでした。
でも、そうやって何軒も見ていくうちに、
だんだんと、直感が働くようになるのが、
回数を追うごとに分かりました。
とっても漠然としていますが、
その布を見るとワクワクすると、
衣装が作れるのです。
音楽でも同じです。
ミュージカルの音楽を差出すには、
何千曲も聞きますが、
パッと音の出始めを聞き、
「おっ」と、思えば、どこかに使える。
どんなに優れた音楽でも、
ピンとこないと使えません。
結局はダンスの振付も、
配役も、セリフの表現の仕方も、
すべて、この直感が左右しています。
この子がそれをやったら、おもしろいな!
ワクワクするな!!
と、ピピンとくる。
それは、
自分のイメージが研ぎ澄まされる
とってもいい訓練です。
人の中には、常に、
「こうしたいな、こうありたいな」という
イメージが、なんとなくあります。
それを、現実にするには、
ピンと来るもの、ワクワクするものを
自分の中でキャッチする、
直観力を磨くこと。
師匠のミュージカルの作り方を
傍で学び続けていることは、
自分の生き方の直観力を
磨くことでもあるなあと思います。
そして、ミュージカルを作る
子どもたちにも、
必要なものを瞬時に感じて、
自分の中に取り込む力、
あるいは、自分のイメージを
形にするための方法を、
表現の中で身につけてほしいと思うのです。
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