教育の成果が見えるのはいつ?! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


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今日は「えん」さんでのグループレッスンの日。

保母さんをされている方が、来てくださいました。


保母さんは普段、

たくさんこどもにふれているので、

体をほぐす際、頭の知識で見ないで、

手に任せると、

ちゃんと相手の気持ちいいところに行きます。


それは命に対する感性が

子どもによって磨かれているからです。


そして、その手に対して、

ボディートークがアプローチしている

心のつながりを客観的に伝えていくと、

さらに体に対する理解が膨らみます。


生命に普段からたくさんふれていて、

大切にしている感性が磨かれていると、

より深く、生命にかかわれるんだなと

改めて思います。


そんなふうに、

自分の今までしてきたことが、

ある時、突然、パッと開花することが

人にはたくさんあります。


ボディートークでは、

そのパッと開花する準備として、

感性を磨くことを大事にしています。


例えば何気なくやる輪くぐりには、

人間関係をしなやかにする

感性を育む要素があります。


遊びのような輪くぐりですが、

実はそこにも

人間関係を良くする感性があります。


そして、それは、言葉で理解していなくても、

体験していると、ある時ふっと

湧いて出てきます。


物語を聞いて、それを全身で

いっぱい声に出して動く中で、

自分の思いを、どうやって言葉にしていくか、

自分の内側から立ち上げていくことができます。


レッスンでなにかができたかではなく、

その時間が生きた時間になるように、

ボディートークは感性を磨いていくのです。


ボディートークをベースとした

こどもミュージカルの教室

「とぶくじら広場」南教室は3歳さんが多く、

レッスンをしているのか、遊んでいるのか

はたから見ているとよくわかりません。


でも、その子たちが不意に、遊んでいる中で

やっている場面があること。


その子たちが、帰り道、

思わず歌を口ずさんでいること。


そういうことが、ミュージカルの本番に

少しずつ、つながっています。


赤ちゃんは言葉を覚えるのに、

1年かかります。


踊りだって歌だって、

セリフだって、物語だって、

短い時間に覚えられるのがいいのではなく、

しみ込んでいくことが大事なのです。


教育の成果は見えにくい中にも、

じわじわっと浸透している。


今の教育はあまりにも、

成果を求め過ぎているように

思えてなりません。


私は脚本の表紙を、

あえて白抜きにしています。


色塗りをしながら、

思いを高めるのもまた、

作品を好きになる一歩だからです。

こどもの脚本が

どんどん色づいていて、

見ていても楽しいものです!!


こどもの心はミュージカル!