子どもを叱る息とタイミング | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


こどもの心はミュージカル!

こどもミュージカルをしていると、

こどもの成長のために

叱る場面が時々あります。


一番は、ケガに関すること。


ケガにつながるようなときや、

相手をけがさせそうな内容の時は、

その場で、パシッと叱ります。


「ケガ」とは、

体にケガすることだけでなく、

心のケガもさしています。


相手を傷つけるようなことは

やはり、その場で叱る必要があると

ボディートークでは考えています。


ボディートークでは、

叱るときには息をまとめて、

怒ることに焦点を当て、

パシッという練習をしています。


きちんと息を切り替えて、

混じりッ気なしに叱る。


自分の感情で怒ったり、

グチグチ言ったりすると、

それをしてはいけない、ということでなく、

「怒られた」ということが残ってしまうからです。


また、「叱らない」ことをよし、

とはしていません。


必要な時には、

やはり叱らなくてはいけません。


ただ、あまりにも

怒らなくていい時に怒る大人が多すぎる。


と、師匠の増田先生は言います。


子どもの自主性を大事にし、

危険を回避するためには、

その場でパシッと叱り、

叱り終えたら、後はからっと引きずらない。


なかなか難しいものです。


ましてや、保護者の方が大事に育てる

よそ様の子を叱るのですから、

叱る側も客観的見地と覚悟が必要ですね。


先日、よその子(三歳ぐらいの子)を

上手に叱っている方を見ました。


こどもの振り回したおもちゃが

ふとした時にその方の顔にあたりました。


顔見知りの子どもと、その方。


目のそばにあたったため

痛そうにされている方。


その子は気付いていても

謝りたくなくて知らん顔。


そしたら、その方はその子をひきとめ、

「痛かったよ」と、少しきつめの声で、

目を見て言われました。


その子はちょっとストレスフルな感じで、

なかなか謝れずにいたのですが、

隙を与えず、その場で謝るよう空気を作る。


最後には根負けして

その子は大泣きしながら謝りました。


あやまったとたん、

その方はその子を抱きしめていました。


今、この時を逃さず、

人を傷つけることは

故意でなくてもいけないことで、

傷つけたら謝ることが大切。


そういうことは、たびたび

教えていくのも大人の責任ですね。


人間だもん。


失敗もするし、

人を傷つけることもある。


でも、その時は素直に謝る。


大人の背中として、

私もそれができる大人でありたいです。