声の道をつける | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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昨日は「とぶくじら広場」
岩倉教室の日。

元気な女の子たちが
いっぱいいる教室です。

姉妹参加も多いから、
時どき、ケンカも勃発します。

友達同士なら、すぐ謝れるけど、
姉妹だとなんだか謝れなくて…
そんな場面もありますね。

楽しくて、つい、勢い余って、
でも、わざとじゃないから、
素直に謝れない。

私はそのシーンを見て、
こどもの時、仲良くなりたくて
でも、手段が分からなくて、
それが、たまたま砂場だったから、
おもわず砂を投げてしまったことを
思い出しました。

相手になにか伝えたくて投げた砂。

気持ちはもちろん、
伝わりませんでした。

本当は謝ればいいんだけど
悪気があったんじゃないから、
なんとなくいいそびれてしまって、
結局、仲良くなれなかった。

もし、声を素直に出せていたら、
と、思うのです。

ミュージカルでは、
「声の先がけ」で相手が言うより前に
「元気?」と、声をかける
プログラムをしています。

師匠の増田先生が考案されたのですが、
気楽に歩き回りながら、
どんどんいろんな人に声をかけることで、
声の道をつけようと考えられています。

これをしてから、
私はずいぶん素直に
ありがとう、や、ごめんなさい、
こんにちは、などを、気負いなく
言えるようになりました。

相手に言うための構えや緊張が、
心を固くして、素直になれなくしているから、
それを積極的に道をつけるって大事ですね。

あいさつをする意味や、
謝る必要性を説くことも大切だけど、
まず、道をつけることが
近道だなと思います。