子どもだって大人の役に立ちたがっているんだよ | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


こどもの心はミュージカル!

昨日は「とぶくじら広場」の北教室の日。


梅雨の時期で、ちょっと疲れたこどもたちと、

のんびりレッスンをしていきました。


昔の私のレッスンは、

自分の進めたい盛りだくさんの内容を

できる限りやりたいと、子どもたちをグイグイ

引っ張るように指導していました。


だって、ボディートークの内容は

すごく楽しんだから、

ちょっとでもいっぱい、

経験してほしいんだもん!


そんな気分でしたが、

これはおおきな間違いだと

気付きました。


大切なのは、その一瞬一瞬を、

以下に、指導する側もされる側も

充実した時間になっているか。


心や体がホッとして、

来て良かったと思えるかどうか、が

大切なのですね。


いつも時間になったら、

数秒の狂いもなく始めようとしていたけれど、

ゆっくり始めたっていい。


その中でなにげない雑談ができて、

それが、レッスン以上にこどもの

心を豊かにすることもあります。


こどもたちの学校の話しや、

できるようになったことをしゃべること、

むかつくことを聞くことも、

レッスンの一環。


だって、ここは心を豊かにするための

ミュージカルレッスンだから。


昨日は、学校でしんどい思いをしている

兄弟の背中を、レッスン後に

お母さんも呼んでほぐしました。


がんばり屋さんのお母さん。

それを助けたいと思っているこども達。


だからこそ、

学校での辛い話をできなかったり、

お母さんに素直に甘えられなかったり。


だから、親子で体ほぐしを

する方法を伝えました。


そしたら、一番しんどい背中の弟が、

お母さんを一生懸命、ほぐそうとしました。


優しいタッチで背中をほぐす彼の手に、

お母さんが「気持ちがいい!」と、心底言うと、

彼の背中は緩んでいくから不思議ですね。


人は、誰かの役に立つことで

おおいに元気になるのです。


もちろん、お母さんにも

簡単なほぐし方を伝授。


忙しいお母さんです。

ご本人も楽になれながら、

親子のスキンシップがとれる体ほぐしを

おおいに取り入れてほしいなと思いました。



子どもだって、大人の役にたちたがっている!

その力を借りて、共に活動する楽しさ。


ミュージカルの中で、私はいっぱい

学ばせてもらっています。