溢れる母性はコントロールせず、出したい! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


こどもの心はミュージカル!

昨日は「とぶくじら広場」の北教室の日。


「とぶくじら広場」は、異年齢の活動なので、

大きい子も小さい子も

一緒になって表現しています。


と言っても、やる気満々な子もいれば、

ただここにきてホッとするのがうれしい子もいるし、

走り回るのが楽しいだけの子もいます。


でも、まず、その姿が存分に発揮できること。


それが何より、

大切なことだと私は思っています。


表現するというのは、自分をさらすことです。


そして、そのさらした自分に

表現として洗練するために

磨きをかけていく作業です。


ですから、安心した場でないと、

自分をさらすなんてできません。


さらした自分を磨くからこそ、

その人の輝きが魅力を増すのであり、

こちらから表現法を形として教えるのでは、

その輝きは表れません。


表現することは、

生命に磨きをかけることだと私は思っています。


さて、「とぶくじら広場」では

上の写真のような光景がよく見られます。


大きい子が小さい子を面倒みる

あたたかな風景です。


そういう子たちは、たいていの子が

ミュージカル大好きで、表現も好きで、

一生懸命工夫する、

なかなかのアイディアマンが多いです。


そして、小さい子がこうしたら喜ぶだろうという

愛情にもあふれているので、

小さい子の面倒をよく見てくれます。



小さい子もうれしいし、本人もうれしい。


その相互関係の温かさこそ、

ステキな人間関係だと思います。


いつもイメージがいっぱいあり、

母性本能もいっぱいあり、

それをどこかで発揮したい子がいる。


でも、日常でその思いが強すぎると、

学校にも母親がいる、父親がいるみたいだと、

周りにはうざったがれたりすることもあります。


だから、そういう子は、自分の思いを

コントロールすることで、周りとうまくやっています。


(ちなみに私はうまくやれずに、

うざがられていましたが・・・)


でも、小さい子たちたちは、

あふれる母性に包まれて、

実に居心地良い存在です。


その子たちはおしみなく、コントロールせず、

出したいだけ愛情や母性を発揮して、

そして、喜ばれます。


そしてさらに、小さい子たちが喜ぶには

どうしたらいいかなど、さまざまに工夫して、

さらに小さい子の人気を博しています。


人のためにしていることが、

実は自分のためになる。


これが最も素敵な

人間関係の在り方ではないでしょうか。


私は子どもの頃、

同世代となじみにくい子でした。


相手に何かしてあげたくなり過ぎて、

コントロールが下手で、

相手に嫌がられてしまったためです。


でも、おとなになり、

「とぶくじら広場」を指導していて、

いろんな子どもの心を、思う存分、

愛したり、抱きしめたりできるなんて、

こんなに自分が幸せな場をもらって

本当にありがたいと思っています。


そのことで、

参加しているこどもにとって、少しでも

喜びの場になっているとしたら、

本当に幸せです。



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