先日、見学した、
ヤングアメリカンズのワークショップに、
「内側を開放し、自分のストーリーに沿って動く」
というものがあります。
音楽が流れていて、
その中で自己を開放していきますが、
その凝縮した時間の中で、
一気に自分の内を出せたら、
自分の内が整理され、
自分をすばらしいと思える。
そんなプログラムです。
アメリカから来たキャストたちは
いつも自由に、それぞれの心の内を
全身で表わしています。
でも、日本人の学生たちはというと・・・
なかなかそうすっとは出せないようです。
日本人は特にそういうことに慣れていないので、
人からどう見られているか、
そもそも自分のストーリって何だ？と
迷うところもあるようです。
ボディートークには
ボディーメッセージというのがあります。
自分の内に集中し、
自分の内に起こる動きを
一瞬にして出すというもの。
そんな状態を作るためには体をほぐし、
息をあっため、体を弾ませ・・・
それでも初心者は難しい。
でも、これ、出せるとめちゃくちゃ
スッキリします。
だけど、これが難しいからこそ、
即興をしたり、いろんな表現をしたり、
こどものうちから、自分を出せるような空間を
大切だと思います。
人は誰しも内側にすばらしいものを持っている。
それを、スッと出せたら、
こんなにいいことはない。
そしたら、自分の命を信じられるようになる。
ボディートークをベースとした
ミュージカルを体験した子たちが、
いつか社会に出て、
迷ったり悩んだりした時、
いつでも自分の内側にあるすばらしさに
感動したり、信じられたりするといいなと、
いつも思います。