私の師匠、
「ミュージカル広場 星のこども」主宰 増田先生は言います。
私たちの体は、
常によくなろうとしている。
細胞だって、死の直前まで
細胞分裂を繰り返し、
命はよくなろうと常に動いていると。
それが自然治癒力にもなるのですが、
その力は、私たちの生活や
人間関係にもたくさんあります。
以前、学童保育で一緒に
お仕事させていただいた方々が
ミュージカルを見にきてくださるので
チケットを渡しに会いに行った時、
それを強く感じました。
その方々は、
私がこどものために
がんばっているからと
エールを送ってくださり、
さらに本番、
バルーンアートで受付を飾ろうと
提案してくださいました。
そんな嬉しい提案があるでしょうか！
本番には、
ステキなバルーンが
受付を飾ることでしょう！
小道具を作ってくださる方は、
だんだん楽しくなってきたと、
ステキな工夫をこらして
たくさん作ってくれました。
美術のえこどもさんも
素晴らしい装置を作ってくれています。
そして、そんな愛情のこもった
小道具や衣装が増えるたび、
こどもたちのやる気は高まり、
私もパワーがわいてきます。
ここは、プロのように形が整った
ミュージカルではありません。
でも、みんなが
何か自分のできることをしようと
関わってくださり、
それぞれの個性があふれた
元気が出るミュージカルです。
今日、レッスンをどうしてもみたいと
見学に来た子も、
なんかすごく、楽しかった！と、
ニコニコ笑って帰っていきました。
主宰者は私だし、
うまくいくか不安になるときも
正直、あります。
でも、ここは関わる人みんなが、
こどもの喜ぶ顔が見たいと
応援してくれているから、
きっと劇場に入っただけで
あたたかい気持ちになれる場所だと
心から思います。
どんどん空間がよくなろうと
動いています。
