気持ちを伝える大切さ | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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樫田小学校のミュージカル、
「ピーターパン」が
大成功に終わりました。

朝、こどもたちとバスにゆられて、
上着を忘れた一年生を
寒くないよう抱きしめて、
あぁ、今年も終わるなぁと
しみじみ思いました。

樫田小学校に通って11年。

ミュージカルの指導を続ける中、
こどもたちの成長を見てきました。

今年は6年生が
みんなをひっぱっていただけでなく、
演技力でリードしていました。

それはまさに、
樫田小学校が11年もやっている
学校の一つの文化として
成長した証だと思います。

もし、1年目がなければ、
11年目はありません。

今日、大きく成長したこどもたちが、
また来年を作ってくれるのです。

とは言え、
本番が終わると、
私は学校にいけなくなります。

さみしい、さみしい瞬間です。

6年生とはもう会えなくなります。

帰りぎわ、
しみじみ6年生に手をふっていると、
大活躍のフック船長をした男の子、
「先生、ありがとう」と、
感動いっぱいにいってくれました。

キミががんばったから、
その感動があるんだよ。

私はただ、そのお手伝いをしただけ。

なんだか涙が出そうになって、
「そんなしみじみ言わないでよ~」と
照れ隠しに言うと、
「これはちゃんと言わなあかんやろ」と、
たしなめられました。

なんて大切なことを分かっている、
すばらしい感性だろう。

人は時々、
一番大切な言葉を、
たくさんの感情が邪魔して言えなくなる。

でも、ここぞ、の時には、
ちゃんと伝えなきゃいけない。

私は彼に教えられました。

私はみんなにたくさんの喜びと
感動をもらったよ。

ありがとう!

そして、この取り組みを
大切に育んでくださる先生方にも
大きな感謝を。

最後に本番にきてくださった
たくさんのお客様にありがとう。

来年度、また、みんなに会いたい。

だから、また、勉強して、
みんなの良さをふくらませられる
力をつけるからね!

ありがとう。