秋です。
町を歩いていると、
時々、果物が実っている木を見ます。
大きな果実がたくさん
枝にぶらさがり、
ピカピカ光って、
重たそうにしています。
ミュージカルで
こどもの表現をひきだしていると、
まるで、こんな果実のように
アイディアが実る瞬間に出会います。
こどもの心がワクワクふくらみ、
体がウキウキはずみ、
頭がクルクルまわると、
そんな瞬間がおこります。
「とぶくじら広場」で
ミュージカルを作っていると、
たくさん出会える場面です。
私が指導している、
私の書いた脚本のイメージを飛び越えて、
それ以上の演出アイディアを、
どんどん出してくれる。
セリフの言い方から振付、
動き方から、立ち位置まで、
一人ひとりの思いが高まっていると、
互いが響き合い、
より、作品がふくらむよう、
導かれていきます。
すばらしい瞬間です✨
大切なのは、
そんな心と体と頭のはたらきを生み出す、
感性が冴え渡る空間をつくること。
それは、こどもたちが
心から楽しいと感じられる場作りでもあります。
楽しいからこそ、
生命がはずむ。
生命ってすごいなあ!