先日の「とぶくじら広場」では、
11月3日の覚王山祭りに向け、
こどもたちが集中してレッスンしていました。
その様子を見てくださっていた方が、
「粟嶋先生らしい
レッスンになってきましたね!!」と、
言ってくださいました。
時々、レッスンを見てくださっているこの方の意見。
ありがたくお聞きしたのですが・・・
それはきっと、形になってきて、
こどもがまとまってきたことが、
「レッスンらしくなってきた」と
言ってくださっているのだと感じました。
そうです。
大人は形になってきて、はじめて、
「おー、まともにやっている!」とか、
「すごいことやっている!」とか、
「こどもがいきいきしている!」とか、
感じがちです。
でも、本当は、それまでに
遊んでいるのか、休憩しているのか、
ほぐしあってばかりいるのか、
よくわからない「生きた混沌」があってこそ、
この集中が得られます。
日ごろのぐちゃぐちゃした気持ちを出してみたり、
友達のコグマのようにじゃれ合ったり・・・。
なにかのアイディアを出す時も、
「寝て待つとよい」と、
ある本に書いてありました。
そう、自分の中で何かが熟成してくるのには
時間がかかります。
その時間こそが宝の時間なのです。
形になる前の、この「生きた混沌」こそ、
私はボディートークのミュージカルの
本当の値打ちだと思っています。
ある本とは、この本です。
- 思考の整理学 (ちくま文庫)/筑摩書房
- ¥546
- Amazon.co.jp