「とぶくじら広場」北教室では、
いよいよ脚本の配布がされました。
子どもの役に合わせて、
その子のキャラクターが活かせるような
脚本にしたつもりです。
女の子言葉が嫌いな女の子には、
全部、女の子言葉じゃない語尾で。
四つん這いで走るのが好きな子には、
四つん這いで走るシーンを。
小さい子たちには、かわいい動物のシーンを・・・。
こどもたちは、脚本を開きながら、
嬉しがったり、笑い合ったり、
読めなくって戸惑ったり・・・。
その姿を見ると、本当にうれしくなります。
その中に、小学4年生で
だんだん表現が恥ずかしくなっている男の子が。
どうするかな~とみていましたが、
レッスンではだれているものの、
脚本は熱心に読んでいるようでした。
そうかい、そうかい、今、葛藤しているんだね。
こういうときは、無理に入れず、
にっこり笑って距離を置きます。
いやいややらせたら、
本当に表現が嫌いになってしまいます。
自分のタイミングでやる気になればいい。
それを待ちます。
きっと本番が近くならないと、
形が整ってこないと、
恥ずかしくってできないんだろうな。
もう少し待っていてね。
最初から形になっているものをやるのでは、
ボディートークをベースとした
こどものいきいきとした表現は引き出せません。
だから、みんなで混沌から作品を作ります。
でも、形が好きな子もいるものです。
そいう子は、形になるところは見ながら過ごし、
はいりやすい時に入ればいい。
以前、こどもが「ミュージカルは感動すること」
と言ってくれました。
一回一回のレッスンでたっぷり楽しみ、
本番でたっぷり感動できるよう、
一回一回のレッスンを大事にしたいです。
発想は枝葉になって広がって
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