キミとボクとで半分こ!! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


こどもの心はミュージカル!

先日、師匠の増田先生の指導アシスタントとして

こどもミュージカルを指導していた休憩時間のこと。


休憩時間に食べようと

パンを持ってきていた1年生の男の子が、

「ボクのパン、とっても大きいから、

のりちゃんにもあげるね」

と、私に言ってきてくれました。


「ありがとう。でも、

しんちゃん(仮名)が全部食べて元気をつけて」

というと、

なおも、

「ボクには大きすぎて、たべきれないんだ」

と言います。


そうか、私と一緒に

食べたいと思ってくれているんだな。


私はしんちゃんと休憩をとることにしました。


でてきたのは、

なんとミニクロワッサン!!

小さいじゃないか!!


私は一口だけもらって、

しんちゃんに感謝を示そうとしたのですが、

しんちゃんは、

「はい、食べて」

「次は、ボク」

と、私をスタートに、

交互に食べさせようとしてくれます。


そして、最後、

クロワッサンのしっぽを口に入れようとして、

あわててその本当に先端部分をちぎって

私にくれるではありませんか!


私に始まって私に終わろうとしてくれた

その気持ちに、胸がいっぱいになりました。


昔やっていたテレビアニメに、

「はしれ ジョリー」というのがあり、

そのエンディングテーマが、

「ふたりではんぶんこ」

という歌でした。


ボクと犬のジョリーはなんでも半分こする。

それがうれしくてしょうがないという歌でした。


こどもは、大好きな相手には、

無償の愛を注ぐものなんだな~。


いつから人は

愛情に見返りを求めるようになるんだろう。


あるいは、しんちゃんが

家族にいっぱい大事にされているから、

そういう風に感じられるんだろうか…。


私はいっぱいの愛をもらって、

幸せな気持ちになりました。


こどもの純粋な感受性を発揮する時期に

出会えること、とても幸せだなあと思いました。


そして、私も彼のようにありたいなと思いました。



本「ふたりではんぶんこ」本

[コロムビアぴかぴかキッズ]パパもママもうたった お宝キッズ・ソング/(キッズ)
¥2,625
Amazon.co.jp