子どもをの心の成長のため、言いたい気持ちを抑える。 | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


こどもの心はミュージカル!
             ※2011年度公演写真


子どもの表現教室「とぶくじら広場」。

子どもの心を育むことが目的です。

だから時には、厳しくすることもあります。

(昨日の記事の続きです)


昨日は天白教室の日。

夏休みでしばらく休んでいた子たちが、

数人、久しぶりにレッスンに来ました。


すると、夏休み明けの学校につかれ、

日常のストレスで固めた心と体で、

いつもならスッとレッスンに入れる子が、

最初のあいさつで正座もなかなかせず、

お菓子を口に入れたまま、

ゴロゴロとソファーで転がっています。


子どもはここにくると、

自分のありのままを受け止めてくれるという

ある種の安心感があるため、

普段の生活でならできることも、

ここではスッとしないで、

素の自分を出すことがあります。


でも、こども達にここで伝えたいのは、

ありのままの自分を受け止めてもらえるということと、

我儘放題が許されることは違うということを

ハッキリ態度で伝えることです。


だから、我儘が出せる空間は保証して、

レッスンに入るまでには、

少し子ども同士で遊ぶ時間をつくりました。

(私のレッスンスタートを遅らせ、

子ども同士が戯れる時間を作る)


ですから、「レッスンを始めるよ~と言ったら、

お菓子を口から出させました。


お菓子を食べながら

レッスンをするなんてもってのほか!

(のどに詰まったら大変です!!)


そして、正座をみんながするのを待ちました。


正座であいさつをするのは、

この教室の数少ないきまりです。


なかなかスッと正座できない子に対し、

早くレッスンしたい子は文句を言い、

正座が長くなり足が痛い子も出てきます。


「いいかげんにしなさい!」と叱りつければ、

ぐずっている子は、きっかけがつかめて、

一瞬でするでしょう。


でも、私はそれはしません。

自分の意思で、

気持ちを変えることを待つのです。


時間をかけて正座をした子ども。

それを待った子ども。


その日の気分によって

スッとできない日があること、

それを待つことが時として

必要であることをを理解すること。


みんなでやる時には、

我儘が許されないことがあり、

自ら気持ちを変わるべき必要があること。


この時間にこども達が、

そういう感性を養ってほしいと思います。



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