先日、私の指導する
子どもの表現教室「とぶくじら広場」でのこと。
男の子たちが表現するのに盛り上がっていた時、
女の子たちは、そのテンションにのりきれず、
何となく、アイディア不足の即興になりました。
(内容が詳しく知りたい方は、前回の記事も読んでね)
そんなとき、私はなにげない動きを
ちょっとアレンジするだけで、
実はすばらしい動きになるということを伝えます。
あわてて考えて、
「王さまが来る」の「来る」で、
王さまをまっすぐ指さしているというように、
こどもがやった振りがありました。
それをちょっと斜めに指さしてもらい、
二回目で反対の指さしをする、と、直しましたが、
逆に同じ方向に、ちょっと違うさし方をするとか
でもおもしろかったでしょうし、
おなじ方向に二回やって、
二回目を大きく動かしてもよかったでしょう。
つまり、何気ない動きの中にある
可能性を感じられるよう、形にして見せること。
これが、子どもの感性を開くと考えているのです。
物事に取り組んでいて、
気持ちを入れていないと、
何もかもがつまらなkたったり、
適当にやってしまうことがある。
でも、その適当の中にも種があって、
見方を変えれば、光らせることもできる。
生きることは、喜ぶこと。
面白がって生きるから、
人生が楽しくなること。
子どもに、そんな感性を開いてほしいと思っています。
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