昨日のこどもの表現教室『とぶくじら広場』には、
名古屋市北区、北名古屋市や犬山の方面に配布される
タウン誌「トッピィ」の編集長さんが取材に来てくださいました。
天白教室の子どもたちも集めて、
みんなでレッスンを見てもらいました。
取材ということで、
ちょっとテンションが上がり過ぎてしまったこともたちや、
逆に緊張してしまったりという面はありましたが、
こどもたちもにぎやかに、楽しい時間となりました。
この表現教室は、「ボディートーク」という、
増田明氏が考案した、体を通して心をほぐす身体法と、
芸術教育的な理論と実践方法がベースとなっています。
ですから、こどもたちの活動風景は、
一般的なこどもミュージカルのお稽古とはずいぶん違います。
何が違うって、こどもたちがそれぞれに、
思う存分、生命を沸かせて、
互いの生命がその場で、互いに影響を受けながら
ふつふつとさらに湧き上がる空間に設定しています。
ですから、こどもたちは思い思いに、自分を出し、
学校で辛いことがあり、落ち込んでいる子は、
ここでで辛い気持ちを出し、ほぐし、帰っていく。
イライラやくよくよも、ここで洗濯して帰っていく。
発散するだけでなく、こんなふうにしてみたい!という
それぞれの思いをかなえて、生命を沸かしているのです。
このような空間を、増田先生は、
「生きた混沌」と呼んで大切に考えておられます。
ただ、『混沌』としているだけでなく、
その中に生命が沸いているすばらしさがあるからです。
そういう部分を外側から見ると、
てんでバラバラ、ぐちゃぐちゃに見えるところがあります。
レッスンでは、きちんとそろう、今日の内に何かが形になる。
全員が同じことができるなんて場面はほとんどありません。
だって、生命はそれぞれに違うからです。
こういう空間は、おりこうちゃんが好きな方にとっては、
理解できないのかもしれません。
でも、そういう中で、生命の泥を落とし、
磨いていくから、本番では作品としてまとまり、
まさに生命の輝きが結晶となるのです。
そんな空間を、取材に来てくださった
「トッピィ」の編集長さんは、
瞬時に理解してくださいました。
「久しぶりに、こどもに、心をふれられました」
という、あたたかい感想までいただきました。
こどもたちのすばらしさ、
それを理解してくださり、見守り、
時には助けてくださすお母さま方の在り方にも、
感動してくださりました。
そんな子どもや大人の心の内側のふくらみを見てくださる方に、
初めてここを取材しに来てもらえたことは、
私にとっては大きな喜びです。
「トッピィ」楽しみです!!