人と一緒に何かやるのは難しい。
一人でやるように自由ではいられないし、
たくさん制限されることもある。
強引にいけば衝突もするし、
動かずにいると何も進まない。
でも、もし、しなやかに
互いの気配を感じ合って動くことができたら、
こんなに楽しいことはありません。
だって、一人ではない得ない経験ができるからです。
これを教えてくれたのは、
ボディートークのグループレッスンでは必ずする
「輪くぐり」というプログラムです。
手をつないで、互いの間をくぐって背中合わせになったり、
元に戻ったりするものです。
二人でやると「鍋ナベ底抜け」になり、
大人数で手をクロスして、隣以外と手をつなぎ、
手を離さずほどいていくと「人間知恵の輪」になります。
※最近『VS嵐』で嵐がやっていますね!!
特に『人間知恵の輪』に箱の極意があります。
手をつなぐぐという不自由さの中で、
互いの気配を感じ、
うまく輪くぐりで来た時のそう快感。
みんながほどけ、円になれた時の喜び。
一人ではない遂げられない快感があります。
学生たちもこどもたちも、おとなもみんな、
このプログラムでは特に笑い合えます。
さあ、その感性が
どこまで実際の人間関係の中で発揮できるか・・・。
それは大きな課題ですが、
きっとどこかにみんなが進みやすい道があるものです。
その感性を、私もまた、
このプログラムをするたびに磨いていきたいです。