今日は“愛知シュタイナー学園”の
オープンスクールに行ってきました。
ルドルフ・シュタイナーの理念をもった学校が、
日本にはいくつかあります。
ここは、創立6年目の学校だそうです。
私は小さかった頃、学校になじめなくて、
先生を困らせてばかりいました。
なんとかしなくてはと必死になった母が、
学んだうちの一つがシュタイナー教育です。
芸術教育がベースになっていることや、
心と体と頭のすべてに、総合的に働きかける考え方に、
大変共感した母は、経済的に余裕があれば、
行かせたかったというくらい。
それで、ワークショップを受けてこともあるそうですが、
残念ながら、私の記憶になありません
でも、きっと私のベースにもシュタイナー教育が
少しばかりしみ込んでいるのでしょう。
シュタイナーについては、大学生の頃から興味を持ち、
たくさん本を読みましたが、共感できる部分も多くあります。
そこで楽しみだった今日のワークショップ。
こどもたちのリズム体操の体験をしたり、
虹色の毛糸染めをしたり、羊毛ボールを作ったり、
学校の中を拝見したり、楽しい時間を過ごしました。
そのリズム体操の経験では、
九九を言いながら、そのリズムに乗って、
平均台を渡るというのをやりました。
九九という頭の働きだけに埋没せず、
体のリズムとしてしみ込ましていく。
平均台というバランス感覚を育みながら、
九九の公式をリズムにしている。
その意味合いや背景については、
今日はお話しを聞くことができませんでしたから、
上記はあくまで私の感じたことですが、
全身(心も体も頭も)をバランスよく弾ませて
九九を深めていく、教科の壁がないよさでした。
こどもの頃歴史の年号が入った
とってもユニークなアニメ・ソングがありました。
社会で苦労していた私には希望の光でした。
あの歌のおかげで、私は社会の点を落とさずに済みました。
以前、2年生の男の子が十二支を覚える宿題が出た時、
私もやっぱり、そのリズムを体で刻みながら、
楽しく繰り返し言い合いました。
楽しい記憶は体に残り、
喜びの体験として脳に刻まれることでしょう。
学びは、喜びの体験を伴ってこそ
真の力となって、自分の中に生きる。
どんなに苦労していても、その中に喜びがあること。
その大切さを改めて感じました。