走りたい子ども!止めたい大人… | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


こどもの心はミュージカル!

今日、町で2~3歳くらいの子どもが、

坂道をニコニコしながらダッシュしているのを見つけました。

上り坂のダッシュだし、しかもまだ小さい。

そんな早いわけではありません走る人


ただ、その道のすぐ横は車道。

道から外れたら危険がいっぱいあせる


その後すぐに、お母さんが追いかけてくると、

こどもを抑えて、怒りだしました。


「危ないじゃないの!」

そして、しばらく怒られ、

もうそろそろ小さいであろうバギーに載せられ、

ベルトをかけられ、坂を上がっていきました。


私はしばらく彼女の嬉しそうな顔が

忘れられませんでした。

本当に走ることが楽しいとばかりに、

満面の笑みでしたにひひ


もし、あのお母さんが12㎝くらいありそうな

ヒールをはいていなかったら、

もし、あそこが広場だったら、

もしそこが、安全な場所なら彼女は走れたのかな?


私は考えます。


彼女は何も悪くなかった。

坂を駆け上がっただけだったのです。

車道にも出ていない。

誰かにぶつかりもしていない。

行く手の歩道には誰もいなかった。


それでも親は、こどもに安全で、無事でいてほしいと

心から願うから止めるんですよね。

小さな彼女は、たまたま安全だったけど、

安全を確認して走ったわけじゃないから。


こどもがなにかチャレンジしようとするとき、

自分の足で走りだそうとするとき、

私は少しくらい転んでも、自分の足で走ってほしい。


ケガをしても、少しくらいなら名誉の勲章ではないでしょうか。


でも、やっぱり、自分が守れない範囲の危険は、

承認できるものではありません。


あのお母さんがあんなに高いヒールじゃなかったら、

きっともう少しおおらかだったでしょう。


私も、こどもとかかわる仕事をしていく以上、

いつでもこどもの安全を注意しながら、

でも、こどもの笑顔を消さないあり方を心がけたいです。