実感のある声~「とぶくじら広場」設立秘話④ | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


こどもの心はミュージカル!

今日は「隠れ家ギャラリー えん」さんでのレッスン日。

ありがたいことに、ここでボディートークが受けられるということが、

だんだん定着し始めてきたようです。


ここで、私がまだまだお客様がつかなかった頃から

あたたかく見守り、レッスンに来てくださっている方から、

今日はトマトをいただきました。


私はトマトが大好きですラブラブ

さっそくいただいたトマトを食べましたが、

このトマト、すごくすごくおいしい!!

トマトの中までちゃんとトマトの味がする!!


お話しではどこかの農園でつくったっトマトとか・・・


そう、ちゃんとお日さまの日を浴びた味でした晴れ


・・・・・・

「とぶくじら広場」で、ミュージカル作りを始めた頃、

こどもの内側から動きを作るのはいいのですが、

セリフ自体にはなかなか実感がわかない。


セリフの奥には「息」があります。

実感が声になるのです。


そのためにまずは日常の息からレッスンしていきます。

「うれしいわ!」というセリフもまずは、「ヤッター!!」から。



だんだん、セリフを息から立ち上げることが、

こどもたちも楽しくなっていきました。


なにげない普段の言葉が、セリフとして整理されます。

海賊のように口の悪い言葉を、おもいっきり悪く、

大胆に出しても怒られない。

大胆に出してこそ、値打ちがある。


海賊のセリフやこども役はどんどんうまくなっていきましたにひひ


ピーターパンやウェンディのセリフは

客席の心をつかんでもらわないといけません。


特にティンクがフック船長に殺され、

それを客席に妖精を信じてもらう拍手をしてもらい、

生きかえらせるシーンのピーターには

しっかり特訓をしました。


ピーター役の子は、気の優しい小学3年生の男の子でした。

優しいセリフは言えるけれど、

真剣に訴えかけることが難しい。

つい、お茶を濁して笑ってしまいます。


私は特訓する時、彼の目をしっかりとらえ、

彼の声に身が入るまで、何度もやってもらいました。


楽しいミュージカルでも時にはこういう瞬間があります。


真剣に訴えるからこそ、心は動く。

その為には、真剣になることを身をもって体験してもらう。


彼の顔から笑いが消え、真剣になりだしました。


ああ、この顔ができるようになれば、本番は大丈夫!!


そうして、いよいよ本番の幕が開けました。



その話は次回に・・・