今日は「隠れ家ギャラリー えん」さんでの
臨時レッスンでした。
明日(通常の1・3木曜日)のレッスンに
予約が取れなかった人のために特別に開いたので、
今日はあまりレッスンを受ける方はおらず、
のんびりした一日になりました。
大好きなコーヒーとスコーンを食べて、
よ~し、一気に仕事をしよう…
気付くとボーっとした一日になってしまいました。
でも、私たちはこのボ~
という「無意識」という時間も大事なのだと
ある本に書いていました。
「意識」だけが私たちを作っているのではない。
「無意識」があってこそ、「意識」はつくられるのだと。
・・・
「とぶくじら広場」でも、2012年3月に
「ピーター・パン」を発表することにして取り組むまで、
発表という目的を持たない
表現を楽しむ時間がたっぷりありました。
夏休みにはスイカ割りをしたり、
おやつをのんびり食べてしゃべったり・・・。
そういう中で、子どもの本音が見えたり、
学校での辛い気持ちを話したり。
こういうなんでもない時間が、今の子どもには
足りないのかもしれない。
発表会を目指していいだろうか?
でも、やはり目的が必要だ。
第一、子どもたちは、人前で表現し、
それに温かい拍手をもらえる感動を知らないじゃないか。
あの感動を味わわせてあげたい!
とはいえ、急激にレッスンを進めるわけにはいきません。
そこで、始めから大作をするのではなく、
小作品を子どもと作って、
残りの時間は、私がなんとかしよう!と、腹をくくりました。
ちょっとずつ、レッスンが本格化していくことに、
こどもにはもっと抵抗があるかと心配しましたが、
今まで十分に自分を発揮することを保証されてきたこどもたちは、
スッと作品に馴染み、取り組み始めました。
何かが形になることが、うれしいようでした。
形が苦手だった子どもたちが、
形になることを喜んでいる!
これこそが、内のふくらみから
作品を作ることだと私は感じました。
セリフを言うのも、とっても楽しんでいます。
といっても、これにはちゃんと魔法があります。
私の師匠 増田先生の作った脚本は、
セリフの長れも、音楽的に創られています。
だから、そのセリフを言うだけで、弾んでくるし、
楽しくなるのです。
とはいえ、ピーターパンやティンカーベルなど、
主要な役は難しい。
そこで、ちょっぴり居残りしてもらって特訓しました。
その特訓すら楽しそう!!
ただ一つ問題が…
セリフに実感がない!
そう、セリフが息から立ちあがっていなかったのです。
「セリフが息から立ち上がる」???
それはまた次に・・・