昨日は山崎保育園と大阪福祉専門学校と、
二つのお仕事に行ってきました。
午前中に4歳児・5歳児と表現をして、
午後から学生と表現をする。
これはなかなか面白い時間でした。
幼児は楽しいと思ったことにすぐ反応します。
私のことや、私のやっているボディートークを気に入ってくれると、
どんどん積極的に取り組んでくれます。
周りがどうかというよりも、楽しい!に夢中です
学生たちは、楽しくても、慎重に周りの様子を見ながら、
本当に少しずつしか自分を発揮しません。
でも、仲間がそれを認めてくれることが分かると、
ちょっとずつ積極的になり始めます。
そして、その仲間への安心度が高い子ほど、
大胆に自分を発揮し、夢中になって表現を作っていくのです。
私は授業の最後に、その日の感想を必ず書いてもらうのですが、
その中に「みんなで表現を作り上げる達成感がある」という言葉が、
しばしば出てきます。
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「とぶくじら広場」での初めての公演は、
758キッズステーションのマルチルームというお部屋に、
衝立を置き、布をはって、袖を作り、客席にはじゅうたんと椅子。
舞台装置は布に書いた絵。
スタッフをしてくれる子が、
転換で場面に合わせた絵を変えてくれることになっています。
子どもたちは、準備ができたころ、初めてそこにやってきて、
リハーサルをし、本番を迎えます。
その時の表情はとても素敵でした。
みんなは本番を迎えるという喜びに、
目を輝かせているのですが、
それ以上に、仲間と一緒に何かができる嬉しさに
身を弾ませていたのでした。
「とぶくじら広場」で、自分を発揮することが
たっぷり認められていた子どもたちは、
そういうことを一緒にしてきた仲間が大好き。
そんな信頼できる仲間といる安心が、
本番を迎える緊張を、喜びに変えていたのです。
仲間の中で安心して自分を出せるという経験は、
きっと大きな心の栄養になるだろうと思います。
一人一人が持つすばらしい個性を、
安心した中でいっぱい発揮できる空間を、
私はもっとたくさん作っていきたいなと思います。