学生時代って…ステキ!! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


こどもの心はミュージカル!

今日は私が総合演習の講師で通う

大阪保育福祉専門学校の授業の日でした。


前回は全体オリエンテーションで、

内容もデモンストレーション的なものだったので、

今日がほぼ1回目。

ワクワクした気持ちで学校に行きました。


時間より前に、部屋のいすを片づけていると、

早く来た学生が「こんなん、生徒にさえたら、すぐ、やで」

と言いながら、一緒に片づけてくれました。


なんとも優しい言葉でいた。

確かに教務課でも言われていたんです。

生徒がやってくれますよって。


でも、今日はみんなではだしで床を使いたいから全員で雑巾がけもしたいし、

椅子片付けも雑巾もじゃあ、イヤかなとも思っていたのと、

授業時間を有効に使いたかったのと、

何より、私の気持ちをゆっくり整理したかったから一人でやっていたのです。


だけど実際は、早く行ったことで、

二人の学生の優しさに触れられたから、

それが何よりの値打ちとなりました。

その子たちと話せたおかげで、

私もリラックスして始めることができたのです。


今日は雑巾がけが体にいいわけから入り、

(四つん這いの姿勢は、体にはとてもいいのです!

詳しくはまた今度の機会に・・・)

体ほぐしに、ボディートークの自然体運動、

自然発声法から歌の練習、即興に振付…

二コマ続き(計3時間)とはいえ、もりだくさんです。


やりたいことも伝えたいこともいっぱいあります。

でも、詰め込むのではなくて、学生との対話で進めたい。

私と学生との関係の中から生まれる、

ボディートークの時間にしたいと思ったので、

かなり質問したり、みんなにゆだねてみたりしました。


みんな、すごくキラキラした笑顔で、

楽しんで積極的に動いてくれていました。


中でも感動だったのは、

私の指導で初めて、「声のキャッチボール」と言う

ボディートークならではのプログラムが指導できたこと。


二人で向かい合って、さまざまな声をいろんな動きをともなって

プレゼントし合うのですが、

これはなかなか大人になってくると、脳の規制が強まって

枠を外せないから難しいのですが、

学生たちはどんどん色んな声をプレゼントし合い、

相手の声と動きに、また影響を受けて、

さらにオリジナリティーあふれた動きと声を返していました。


その後の自分たちでつくる踊りの振り付けも、

自分たちで飽きることなく、工夫を重ねていたので、

一人ひとりの個性が、ぜんぶ輝いていました。


私はなんて幸せな現場に立ち会っているのだろう!!

そう思いました。


学生の背中を見ても、表現を見ても、

心をいっぱいにしています。


切なさだったり、悔しさだったり、いらだちだったり、

夢だったり、恋だったり…


でも、どれもがそのことに一生懸命で、夢中の悩みなのです。


そうか・・・学生時代ほど、自分と向き合える時はないんだな。


専門学校だと年齢が大学以上に様々で、

そのあたりの悩みを持っている人もいました。


でも、それすらも、この「今」、

こんなに自分と向き合うためにつかえるなんて

本当に貴重だと思えるのです。


そして、だからこそ、こんなにも内側に磨きをかける

ボディートークのプログラムが、自然に素直に学生たちに届く。


私は学生に大きなかけがえのないプレゼントをもらった気分です。