応用は基礎が分かってこそ!! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


こどもの心はミュージカル!

今日は「えこども」さん主催の

こどもの表現教室『からだではなそ』の日でした。


前回に引き続き、『さんびきのやぎのがらがらどん』の話を

全身で表現していくのですが、

今日はこども達から、意外な反応が出てきました。


それは、がらがらどんのヤギが登場口で、

なぜか「アイスクリーム屋さん」をしているという設定です。


簡単に言うと、ヤギが登場することにした

上手側の壁際に合った白板の下の柵が、

お店の仕切りのように見えるて、

こどもがそこにはいって面白がってそういったのですが、

正直ちょっと参りました。


だってこどもは自分たちのアイディアに夢中です。

そのイメージを「関係ないでしょ!」と、壊したら、

そっちの世界に意固地に走ってしまうでしょう。


逆にそっちの世界に飛び込みすぎたら、

お話が変わってしまいます。


私は苦肉の策で、

「そうか、やぎのアイスクリーム屋さんね!」と切り返し、語りの中に、

「さて、一番初めに、一番小さい山羊のアイスクリーム屋さんが

橋を渡りにやってきました・・・」

と、彼女たちのアイディアを作品のとりこんでみました。


すると、ここに思わぬ効果が!!


こどもたちは、ヤギは山にアイスクリームをとりに行く途中で、

アイスクリームをとってきたはいいけど、

帰り道道、全部食べて、太ってしまったという落ちになりました。


そう・・・ストーリーと矛盾していない結末を

自分たちで導きだしたのです。


つまり、これは公式を知ったら、

その公式に基づく問題は全部解けるのと同じで、

基本を知れば応用がきくというのを、

見事、やって見せてくれた結果になったわけでした。


それをじっと見ていた2歳半の男の子も、

とても楽しそうに物語に入り込み、

付き添いで来ていた8か月の赤ちゃんは、

ヤギになってあちこちハイハイをして歩いていました。


みんなちょっとした高揚感に包まれて、

今日一日を終えました。


次回からは、『からだではなそ』の時間を

1時間半にしてじっくり取り組む予定です。


こどものいろんな場面が見れそうで嬉しいです!!



本「さんびきのやぎのがらがらどん」は

  一人の成長を描く物語!

  いつか、大きくなって、悪者をやっつけるぞ!!本


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