先日、名古屋で着物を販売している「和 着楽座」さんという
仲間の仕事のお手伝いをすることになり、
着物のたたみ方を教えてもらいました。
洋服をたたむのとは違って、
大きな着物をたたむのは至難のわざだと
思いこんでいたのですが・・・
実は着物はすごく素直に作られていて、
ピシッ ピシッと端や縫い目や揃えていくと、
実にきれいにたためることが分かりました。
その時大切なのが、
着物に対して、か姿勢だけでなく、
気持ちもまっすぐに向き合わせること。
すると、きれいに線を結ぶことができ、
線をそろえることの大切さを感じました。
日本には自分の体の内を感じる言葉がいっぱいあります。
「腹が立つ」「借金で首が回らない」
「胸の痛み」・・・
体のことを言っているのに、
実は心のことを表しています。
それは日本人が、自分の内を感じ、
それと感情のつながりを感じていたからなのでしょう。
ボディートークでは、それを「体表現語」と呼び、
心と体を読み解く大きな手がかりにしています。
日本人のまじめで繊細な気質は、
すばらしい文化を生んでいるのだなあと
改めて思いました。
着物をたたむと心も整う。
それが実感できました。
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