本気で生きるすばらしさ | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

本気になると本当の楽しさが見えてくる!

へたでもいいから、本物であれ!!


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先日、こどもミュージカル『ピノキオ』にとりくむ、
樫田小学校に指導に行った時の話。

小学校全体でミュージカルに取り組むため、
どうしたって表現が嫌いな子や、苦手な子がいるものです。

とくに、小学5年や6年になると、
学校で自分を出すのが恥ずかしいという子が何人もいます。

樫田小学校では、もう長年の取り組みだから、
少ない方ですが、やはり、ゼロではありません。

表現を素直に出せない子がいると、
さっきまで盛り上がっていたところに、
サーッと冷たい風が吹きます。

たちまち、今までやっていることが
恥ずかしいことのように感じられます。

「シラケ鳥」・・・

私の師匠の増田先生は、
その状態をそう呼びます。

今やっていることに没頭できず、
どこか冷めた自分がいると、
なんだか自分がやっていることが恥ずかしくなるのです。

余剰エネルギーで、テヘヘと照れ笑いをしたりして…。

私はこどもたちに話しました。

もし、好きでないことでも、
少し覚悟して本気になってみてごらん。
表現する楽しさはわからなくても、
本気になるすばらしさがわかるよ。

私は昔、倉庫掃除なんて嫌いでした。
でも、増田先生のところに行ったとき、
まず言われたのが、

ミュージカルの道具が収まっている倉庫掃除でした。

適当にやることもできたけど、
せっかくやるなら、と、

本気になることにしました。

そしたら、掃除しているうちに、
ミュージカルの歴史が見えたり、
片付く気持ちよさを知ったり、
今では倉庫掃除が大好きです。

まずは本気になってみること。

そのすばらしさを子どもたちにも

感じてほしいと思うのです。


うまくしようとしなくていいから、

本物であってほしい!

ミュージカルだけでなく、

自身の生き方も。


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