子どもの感性が開かれた
まさにその時を逃さずに!!
今日は金曜に引き続き、
樫田小学校で、こどもミュージカル『ピノキオ』を指導する日でした。
学校へ行くと、『ピノキオ』のクライマックスで登場する、
作りかけのくじらが、体育館の舞台で色を塗られていました。
そのスケールの大きさは圧巻です!
こどもたちは、日がまだ空いていないこともあり、
すでにミュージカルの心と体になっていました。
練習前には、ボディートークのウォーミングアップで、
日常のストレスを取り払うのですが、
すでにミュージカルでワクワクしてくれていると、
ちょっとの運動ですぐにほぐれます。
心が体に与える影響がいかに大きいか!
とはいえ、体育館は冷えますから、
とくに足首はしなやかにするよう、指導しました。
私が演出するのは金曜の続きから。
悪党のキツネとネコが怪しく登場する踊りです。
これが、結構、早いテンポで踊りもややこしいのです!
でも、現代っ子はリズム感がバツグンで、
すぐに踊れるようになるから、アッパレ!
それから、ピノキオがキツネたちにそそのかされて、
スターになる踊り。
ハードロックに、みんなで頭を縦フリです♪
ピノキオ役はギターを掻き鳴らすのですが、
この男の子、振付なんてしなくても、
パワフルなエアギターを見せてくれました。
「自分で自由に動いて!」という
無茶なお願いにも、普段から自分を出すことになれていたら、
自分の内から動きがわいてくる。
そのすごさを感じました。
とはいえ、本番は2月11日。
しかも、私のような外部講師は毎日行けるわけではなく、
時間があまりありません。
練習は急ピッチですすみます。
その中でも、こどもの表現力で振付したいと、
今回もこだわって、サーカスがやってきた歌に、
その場で出演するこどもと振付。
みんなのよどみないアイディアで、
どんどん決めていきました。
全体をなんとかまとめて、音楽に合わせました。
「おっ、通った!」と思っていると、2年生の男の子が、
私のところにきて…
「ボクな、あのフリ、こうしたらいいなあ~と思うねん」
こどもには、時間が迫っているなんて関係ない!
「こうしたい!」という、気持ちがわいた時が、
感性が開かれているとき!
もちろん、その振付は採用です。
またそれがいいんです☆
給食をとなりで食べてくれた女の子が、
ブログを読んでくれていると教えてくれました。
私は彼女のプチプチとサイダーみたいに
柔らかくはじける笑顔が大好きで、
その話をしてくれた時も、
すばらしいプレゼントをもらった気持ちになりました。
ミュージカルはたくさんの愛情で作られているから
値打ちがありますね!
放課後、遅くまで打合せや、大道具づくり、
踊りの復習などをやってくれる先生みんなにも、
心から感謝です。