背骨の在り方にも個性がでる。
どれをとっても世界に一つの魅力がある。
増田明氏が考案した「ボディートークの体ほぐし・心ほぐし」では、
背中を中心に、全身をほぐします。
背中は気軽にほぐしてもらいやすい所であり、
背骨の際からは、自律神経がいっぱいでているので、
周りの筋肉がほぐれると、その働きがよくなり、
血流もよくなります。
そこまでは一般的にも、広く理解されていることですが、
「ボディートーク」では、心の問題(悩みやストレス)は
体にあらわれるから、背中を通して心もほぐす、
ということをしています。
私も「ボディートーク」を始めて15年。
たくさんの方の背中にふれ、
ほぐさせていただいています。
すると、背中だけでなく、
骨(特に背骨はわかりやすい!)の在り方にも、
その人の個性がはっきり出ていることが、
感じられるようになってきました。
繊細な人は、繊細な骨。
馬力がある人はごつごつと、大きな骨。
あまり自分を出さないと、骨も背中にうまりがちだし、
意志のはっきりした人は、骨も主張しています。
昨日、ほぐさせてもらった方の中に、
トゲトゲした骨の方がいらっしゃいました。
「もしかして、心がトゲトゲして、
素直になりにくい環境にありませんか?」と聞くと、
「そうなんです」と、納得されていました。
レッスンが終わる頃、
「背骨の在り方は変わりますか?」と、聞かれました。
もちろんです!
その方の心がほぐれ、
本来の自分を取り戻せば、
骨の在り方も穏やかさを取り戻すでしょう。
その証拠に、レッスンが終わったとき、
一緒にレッスンした人がわかるくらい、
はっきり変わっていました。
「体にふれるのは、生命にふれることである」
九州の大学で、ボディートークを城石先生から習った学生の
実感を伴った言葉です。
私もその意識を大切に、ますます精進したいと思っています。