心の屈折が行動に出る?! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

心が屈折していると、

自分の意思に反した行動をとってしまいます。

心と体をほぐせば、素直な自分になれるよ。



私は最近、小学2年生の子の勉強をみています。

ほのぼのとしたマイペースな子で、

勉強への苦手意識が強い子です。


一緒に絵本を読んで、文章の楽しさに気付くようにしたり、

絵本の登場人物や、身近な話から算数をしたりしながら、

学ぶ楽しさを知ってほしいと思っています本


今日、その子のお母さんから相談を受けました。

「うちの子、どうも学校が楽しくないみたいなんですが、

そういう話を、うちの子から聞きますか?」



答えはYES.

多少は聞いていますし、彼女を見ているとわかります。

彼女は気がいいので、

つい、彼女の仲良しの子のあたり先になっているのです。


「ボディートーク協会」の増田先生が、

よく例題にされるのに、

『妹を蹴飛ばすお兄ちゃんの話』があります。


学校帰りに不審者に声をかけられ、

危うく連れて行かれそうになった小学生の男の子は、

こども110番の家に飛び込み、難を逃れました。


その家の人に送ってもらい、

事情は家族に話してもらったようですが、

事件が過ぎても、男の子の心臓はバクバク。

恐怖に身が縮んだまま。


お母さんが優しくしてくれるのですが、

なかなか緊張はとれません。


すると、妹が楽しそうにテレビを見て、笑い始めました。

男の子は、急にその声に苛立ち、

妹を蹴飛ばし始めたのです。

妹は、ギャーッと泣き始め、

お兄ちゃんはようやく、蹴るのをやめました。


どういう心から、この行動になったか分かりますか?


これは、自分の息がつまったままでしんどいので、

妹の楽しそうな開放された息が、

聞いていて自分とのギャップに苦しいのです。


そこで妹を蹴ると、妹の息もつまるので、

自分と同じになってホッとするのです。


その心と体のつながりが分かれば話は早い。


お兄ちゃんの体をほぐし、

早く息を降ろしてあげること。

恐怖をといてあげること。


特に、恐怖で縮んだ仙骨をゆすることです。



相談を受けた女の子にも、

これと似たことが起きています。


彼女の朗らかさが、

ストレスをためた友達の子には苦しいのです。


私はこの夏、彼女の友達をせっせとほぐしています。

夏休みを終え再開する際、

二人が心から仲良くなれるように…


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