お化け大会のために、
みんなが本気になって工夫する！
それは、智恵と勇気と情熱が試される時。
私が指導アシスタントをしている「ミュージカルひろば 星のこども」の
サマーキャンプが、10日～12日にあります。
ミュージカル作品を、豊かに膨らませるための時間です。
初日には、リーダーを中心に、お化け大会が開かれます。
キャンプが始まった、２４年ほど前から開かれているお化け大会は、
リーダーたちの智恵と勇気と情熱が試される時。
最初は、こどものお楽しみに、と指導している増田先生が始めたのですが、
お化け大会をリーダーに任せることで、
みんながグンッと成長するから、と、
今ではリーダーが中心になって、計画されています。
そして今年も、こどもたちをどうやって驚かせるか、
どんな仕掛けを作るか、
それぞれに思いを紡いでいます。
お化け大会の会長をしているリーダーは、
毎年、あちこちのお化け屋敷に行っては、研究を重ねています。
お化け屋敷の怖さは何か、どれに驚くか…。
そして仲間と小道具作りに励むのです。
私はもっぱら怖い話、担当。
お化け大会のコースを歩く前に、怖い話をするのです。
準備しているみんなの熱意を、怖さに変えて伝え、
事前に恐怖感をあおっておく役目です。
他にも、ロフトなどでお化けグッズを探しにいったり、
段ボールを集めたり、今までの道具を整理し、
備品を買い足したり…。
みんなが一生懸命、準備をしています。
すると、それを見て育った子達が、自分たちもお化けをしたいと、
一緒に盛り上げてくれるのです。
就職してミュージカルを卒業しても、
なんとか都合をつけて来てくれる人、
こどもを送ったついでに、
手伝いを引き受けてくれる保護者のお父さん、
たくさんの人が、こどもを怖がらせ、
喜ばせたいと、力をくれるお化け大会！
おばけ大会は、あたたかい思いで作られているという、
安全の中で冒険に行くこどもたち。
それはなかなか殻を破れない子が、
怖さに叫ぶ中で自分を発揮するチャンスとなり、
友達と手を組み合わせて怖さを乗り越えるという、
友情を深める大きなきっかけになっています。
さあ…今年は何人の子が泣いてくれるかな？
どんなドラマや友情が生まれるかな？
楽しみです♪
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