子どもを怒鳴りつけても、解決にはならない。
子どもの行動が変わる叱り方を
子どもが掃除をさぼっていたとしましょう。
あなたはどうしますか?
私ならそばまで行って、
「さあ、掃除をしよう!」と、楽しい息で呼びかけます。
「ほら、ここにもあるよ。あっちにも!」
私は自らごみを拾い、掃除に誘います。
子どもがやってみようとしたその瞬間、
「掃除しなさい!!」と、どなるとしましょう。
子どもはたちまち緊張し、ゴミを拾い始めるでしょう。
確かにその声は効果的です。
でも、その子の手はじきに止まって、
今度は怒られないか、大人の顔色を見ながら、
掃除するふりをし始めるこが往々にしてあります。
もったいない!私は思うのです。
たとえばゴミ拾いでも、掃除の中には
それなりの楽しさがあります。
その楽しさが分かってきたら、
掃除だって好きになるのに!
むやみやたらに怒られると、
子どもは(大人だって)、怒られないように、
行動するようになります。
大切なのは、内容が正しく伝わることです。
ボディートークでは、こどもの叱り方もレッスンします。
余分な感情的な息を取り除き、
叱る息に集中し、必要なことだけをピシッと注意する。
あとは切り替え柔らかな息で、余分なことは言わない。
でも基本的には、怒らなくても、
なぜその行動をしているのかを見極め、
そこを切り替えれば、怒らずに済みますし、
声を荒げなくても、そばまで行って注意すれば、
きいてくれます。
たくさんのことに興味しんしんだから、
よそ事をするのです。
呼び戻してあげるだけでいいのです。
それに声を荒げて、人前で怒ると、
プライドが傷つき、言うことをきかなくなる子もいるし、
ずるく逃げる方法を見つける子もいます。
生命に危険に関することや、
どうしても「今」というタイミングでは、整理した息で
ピシッと叱る。
あとは、声を荒げず、相手の息を切り替えるようにして、
声を荒げずに注意できるといいですね