どうして表現嫌いになってしまったの? | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

「オギャー!」と生まれたときから、

人は表現しています。

気持ちを伝えて、「快」の感情にするために。



こどもの心はミュージカル!


先日、『とぶくじら広場』に来ている子のお母さんが、
人前で踊ることが苦手だった息子が

保育園の盆踊りを楽しそうに踊った話をしてくださいました四つ葉


こどもが表現を喜んでできるようになるのは

私にとって大きな喜びですが、

そもそも何で表現することが苦手になってしまったのでしょう?


人間は「オギャ~」と生まれた その時から表現しています。


赤ちゃんは「泣く」行為で思いを伝えます。

お腹が空く、暑い、眠たい…「不快」だと泣く。

だんだん嬉しいことや心地よい、

「快」の感情も表現するようになります。


大きくなって感情が複雑になるにつれ,

表現も多様化していきます.。


表現とは特別なことではなく日常にあたりまえにあることなのですビックリマーク


しかし日常的な感情は複雑で絡み合っています。

お腹がすいている時に、石につまずけば

お腹がすいてイライラしているところに、

ストレスがかかるので、

感情が抑えられなくて大声で泣くようなことが起きます。


そのように感情が積み重なって複雑になればなるほど、

屈折した形で出てしまうのです。


本来「表現する活動」とは、

そのごちゃごちゃした感情を取り払い、

スッキリした自分の思いを、

より積極的に伝える感性を育てる場だと、

私は考えます。


ですから「ボディートーク」の活動では、

表現の前に「体ほぐし・心ほぐし」をし、

自分のままに、

自分の中から表現することを大事にしています。


ところが、一般的な表現教育は、

少し様子が違います。

より美しく、よりカッコよくを目指し、

外の形が整うことを最重要課題としているように思えます。


そこで自信がないと表現できない、形を作るならやりたくない、

という子が出てきて表現が嫌い、苦手になってしまうのでしょう。


教育の場に、もっとあたりまえに自分の思いを素直に表現し、

その中で全体を感じ、

自分がどうすればいいかを考えられる場があれば、

こどもはもっと表現が好きになるのにと思えてなりません。



自分を素直に出せると、楽しいことがいっぱいおきますよ音譜



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